毎週金曜日配信 What's New 2002/7/12 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 今週の課題 ■ パス ◆フォルダ 私たちはHTML文書を作って、ローカル(自分のパソコン)のフォルダに入れて保 存しています。同じフォルダ内にあるHTML文書をリンクさせるには、あまりパス というものを考えなくていいのですが、いずれたくさんのHTML文書や画像、スタ イルシートなどでいっぱいになります。 そこで少し整理が必要になって、各種のファイルを区別して種類別のフォルダ に移動しておいたほうが、あとあと便利になります。HTML文書もコンテンツの内 容別に分けて整理し、それぞれフォルダを作って格納しておきます。 そうしたときに初めて「パス」を意識します。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ◆ディレクトリ・・ www.scollabo.com/banban/ の場合 当講座のサイトの、サーバーのディレクトリのごく一部です。サーバーはUNIX系 のOSなので、フォルダとは呼ばず、ディレクトリと呼んでいます。 ディレクトリとは、みなさんのフォルダと考えてください。/ はディレクトリ を表しています。
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ディレクトリ: banban | ![]() |
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HTML文書 index.html | |
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ディレクトリ:lectur ht.html ht2.html ht3.html … | |
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ディレクトリ:term w3c.html xt.html … | |
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ディレクトリ:ref tag.html ref.html … | |
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ディレクトリ:images title.gif hana.png sample.jpg … | |
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ディレクトリ:css style.css … |
簡単に述べますと、banbanという名のフォルダには、index.htmlという文書と、term、ref、css、imagesという名のそれぞれのフォルダがあります。
termというフォルダには、w3c.html、xt.htmlなどのHTML文書があるということが分かります。 cssというフォルダにはスタイルシートがあり、imagesというフォルダには各種画像ファイルが置いてあります。
index.html から見た termフォルダの中のw3c.html文書をindex.html からリンクするには、index.html文書中で
<a href="term/w3c.html">W3C</a> と記述します。
つまり、1つ上の階層(ディレクトリ)にいくのには
<a href="フォルダ名/ファイル名">上の階層</a>
逆に w3c.html からindex.html へリンクするには、w3c.html文書に
<a href="../index.html">Home</a> と記述します。
ここでは、tipsフォルダの外のindex.htmlへのURLパスという意味になります。
これは1つ下位の階層にいくことを示し、
<a href="../ファイル名">下の階層</a> となります。
では、termフォルダのw3c.htmlから見た refフォルダのref.html文書では
どのようなパスの記述となるでしょうか?
<a href="../ref/ref.html">レファレンス</a> と記述します。
これは、tipsフォルダの外のフォルダであるrefフォルダを指し、ついで目的のHTML文書ref.htmlへリンクするURLパスとなります。
つまり、別の階層のディレクトリへの記述のポイントは
<a href="../フォルダ名/ファイル名">別の階層</a> となります。
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◆絶対パス
URLには今まで勉強してきた「相対パス」のほかに、基準となる「絶対パス」が
あります。
通常、これはサーバーにHTML文書があるときに有効になります。ローカルでは
オンライン状態でない場合、あまり意味がありません。
下記のURLを参照してください。
http://www.scollabo.com/banban/index.html
これが絶対パスです。上記の URLはこの講座のサイトのトップページに当たりま
す。私のサイト内でこのページに戻る時には、ほとんど「相対パス」で記述して
いますが、こう書くこともできます。
<a href="http://www.scollabo.com/banban/index.html">Home</a>
絶対パスで指定したリンクの記述方法です。おもに他のサイトにリンクする時な
どに使用します。
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ただし、この属性は、HTML4.01ではあまり推奨されておりません。その場合、DTD(文書型宣言)は、Transitional を使います。Strictでは対応していません。
記述方法は、target属性については、いずれフレームの講座のときに、改めて詳しく解説します。