HTMLドキュメントをロード(読み込み)すると、そのページや内容に対応したさまざまなJavaScriptで利用可能なオブジェクトを自動的に生成します。そしてあらゆるすべてのページは、次のようなオブジェクトを持ちます。
wondow
- トップレベルのオブジェクトで、全ウィンドウに当てはまるリソースを含んでいます。それぞれのウィンドウオブジェクトがフレームを持っている場合は、さらにそれらに対応した子windowを持ちます。
location
- 現在表示しているURLのプロパティを表示します。
history
- ユーザが過去に訪問したURLのリストのプロパティを表示します。
document
- タイトルを初めとする現在表示中の文書の背景尺、形式内容などのプロパティを表示します。
navigatorオブジェクトは、階層構造をもっており、それぞれのオブジェクトのプロパティを指定するためには、最上位からの親の名前を省略なしで書かなければなりません。ただし、windowオブジェクトの部分だけは省略することができます。
navigatorオブジェクトは、HTMLドキュメントから見たユーザの情報を取得する場合に用いられます。
なお、navigatorオブジェクトの下位オブジェクトは以下の通りです。
MimeType、 Plugin