◆ ユニバーサルデザイン / WebMasterへの道 Part 11

ユニバーサルデザイン (Universal Design) とは、身体障害者や高齢者、一般健常者との区別なしで誰もが利用しやすい製品や、道具、あるいは環境などをデザイン(設計)する意味で、1974年、ノースカロライナ州立大学デザイン学部ユニバーサルデザイン・センターの創設者である故ロン・メイス氏によって提唱されました。

Webにおけるユニバーサルデザイン

あなたのページを訪れるユーザの中に、もしかしたら耳や目の不自由な方、マウスが使えない環境にある方などが居るかもしれません。

不幸にして事故や病気により、先天性あるいは後天性の身体障害者になってしまった方々は、決して少なくありません。そんな中で科学技術の進歩は、そういった人たちの生活の自立性を援助する様々な製品を生み出し、世に送り出されました。

インターネットを閲覧するソフトウェアには、視覚系ブラウザのほかに、音声、点字、テキストを主体とした非視覚系と呼ばれるブラウザがあります。

しかし残念なことに、圧倒的多数の Webサイトでは、非視覚系ブラウザが正しくレンダリングできない状況にあります。少なくとも、HTML4.01 ではそれらをサポートする機能がありながら、多くの Webページ制作者は使おうとしないのです。

アクセシビリティ

Webでは、ユニバーサルデザインを具現化した機能をアクセシビリティと呼びます。

ユーザビリティが「使いやすさ」を追求するものなら、アクセシビリティは「バリアフリー」を具体化するものです。

アクセシビリティとは、「誰もが容易にアクセスできる」ことに他なりません。

視覚障害者の方は、Webページにある画像を理解することができません。JavaScriptによって動かすことができる表現を見ることができません。これは、訪れた障害者ユーザが「アクセス」できないことを意味しています。

決して画像やスクリプトを使うなということではありません。非視覚系ブラウザでもその内容が十分理解できるような代替のテキストなどを用意することが、「バリアフリー」に一歩近づくことなのです。

「見た目のよさ」を追求する気持ちは十分わかります。それを実現することに、何も非難することはありません。しかし、「見た目のよさ」と同時に、アクセシビリティを確立することは決して不可能なことではありません。少しの手間さえかければ、誰でも「バリアフリー」な優しいページができるのです。

心優しい WebMasterを目指す上でも、ユニバーサルデザインは欠かすことのできない重要な指針であることは明白です。あなたのページが、どんな人にも受け入れられるような Webデザインを考えてください。



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