初心者のためのホームページ作り 第76号

Web作成支援

メールマガジン「初心者のためのホームページ作り」でお伝えした内容を、「復習」の意味で掲載しています。テキストのみのマガジンと違って、実際のサンプルや画像を交えて解説していますので、理解が深まると思います。なお、疑問点や分からない点がありましたら、遠慮なく メールにてご質問ください。

<第76号> 今週のおさらい
                  毎週金曜日配信 What's New 2003/11/28
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   ■ HTML講座  第21回 --- 擬似要素
   ■ XML初級講座 第13回 --- 名前空間
HTML講座 --- 擬似要素
前回 「第75号」 では、設定された要素にポインティング・デバイスによる操作によって変化する「擬似クラス」について述べましたが、今回は「擬似要素」について解説します。
擬似要素とは、要素中の最初の文字や行、その要素中に出現する最初の子要素に対してスタイルを設定することを言います。擬似要素とは、HTMLのタグや属性では、決してなし得ない表現であることを意味しています。
最初の文字
要素中の最初の文字に対して見栄えを設定します。文字色や大きさ、背景色などを設定できます。そうすることで、それが「段落」などの始まりであることを示すことができます。
以下のサンプルを見てください。

擬似要素の最初の文字の設定を行うと、このような表現が可能です。

擬似要素の最初の文字を設定する具体的な記述は、以下のとおりです。
  要素名:first-letter { 属性: 属性値 }
なお、Operaブラウザでは、背景色をサポートしていませんので、文字色が白色の場合には、文字が見えなくなる可能性があります。
最初の行
同じく擬似要素には、最初の行のみを、スタイル設定することもできます。あまり利用することが少ない設定ですが、シーンに応じて使うことができます。
以下のサンプルを見てください。(表現が分かるように狭い幅で設定しています。)

最初の行だけの見栄えを設定しています。このような使い方をすることはめったにありませんが、特に強調したい段落には有効なのではないかと思います。スタイルは最初の行のみで表現され、改行された以降の行では適用されることはありません。

このサンプルでは、分かりやすいよう特に緑色の背景色を設定しています。あなたのブラウザの横幅を変化させてみると、最初の行だけであることが理解できるでしょう。
最初の子要素
ある要素内に配置された最初の子要素に対して設定するものです。例えば同じ要素が連続して配置されたとしても、基本的には最初に出現する子要素のみ有効な方法となります。
以下のサンプルを見てください。(ただし、あなたのブラウザではサポートされていないかもしれません。)

この段落では最初に出現する要素は、em要素 ですが、あなたのブラウザでは、文字に背景色が表現されているでしょうか?

このスタイルをサポートしているブラウザは、Opera 5.8以降、Mozila 0.9以降、Netscape 6.0以降です。MSIEはサポート(実装)されておりません。

擬似要素サンプル (詳しいHTML構文は、今週のマガジン「第76号」をお読みください。

XML初級講座 --- 名前空間
なかなか馴染みの薄い「名前空間」という言葉ですが、XMLの最大の機能であり武器でもあります。名前空間とは、自分自身で作成する「スキーマ」以外の、公開された規格を利用することができる画期的な機能です。
XMLでは、既に公開されている様々な仕様や規格を利用して、XML文書の機能の幅を広げることができ、ある意味では、名前空間なしではこれほどまでに多くの企業や、Webサービスで利用されることはなかったでしょう。

名前空間によって様々な規格をXML文書に取り込んでいる図

上の図は、XML文書から名前空間を使って、既に公開(PUBLIC)されている様々な規格の仕様(ボキャブラリ)を取り込んでいるのを示したものです。
この図でお分かりのように、XMLという基盤の元に、利用したい様々な「ボキャブラリ」を使って「拡張」することができる XMLの仕組みというものが理解できるでしょう。
W3C では今後、こうした仕組みを中心とした セマンティックウェブ という新しい技術を策定していくことを明言しています。その意味でも、名前空間を利用する基本的な HTTP と、URI を利用することになります。
XHTML、XMLが、拡張されたマークアップ言語であるということは、両者とも名前空間を利用して、従来のHTMLではなし得なかった様々な表現や意味付けが可能になっていることの証でもあります。
XMLの初期の仕様では、XML文書中で扱える DTDは1つだけに限定されていましたが、他のマークアップ・ボキャブラリを扱える要望に沿った形で、名前空間が制定されました。これによって、XMLは大きく拡張した広がりのある汎用マークアップ言語としての地位を築いたといって差し支えないでしょう。
このことから推測すると、HTMLの役目は既に終わり、新しい Webへと変貌するトリガーとして、XMLはさらに成長していくことでしょう。これからの1年、これからの5年、これからの10年、私たちは、劇的な変化を体験することになるでしょう。


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