初心者のためのホームページ作り 第52号

Web作成支援

メールマガジン「初心者のためのホームページ作り」でお伝えした内容を、「復習」の意味で掲載しています。テキストのみのマガジンと違って、実際のサンプルや画像を交えて解説していますので、理解が深まると思います。なお、疑問点や分からない点がありましたら、遠慮なく メールにてご質問ください。

プレーンテキスト版バックナンバー

今週<第52号>マガジンのおさらい

                   毎週金曜日配信 What's New 2003/5/23
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 今週のコンテンツ
  ■ HTML講座 第2回 文書の論理構造
  ■ XHTML講座 第14回 XHTML1.1実践 〜 ページの印刷

◆ 論理的な文書構造とは?

文書とは、単なるメモと異なり、そのほとんどで何らかの構成要素があります。

例えば、ある企業の社内で配布する人事異動の辞令や宴会の案内など、それら文書には必ず題名、見出し、あるいは箇条書きや表などが提示されています。そしてそれを読む側で、その構成要素にしたがって、文書内容を判読し理解することができます。

HTMLによるマークアップとは、そうした文書の構成要素に対して、決められた「しるし付け」を行う一連の作業を指します。

「題名」、「見出し」、「段落」、「箇条書リスト」、「表組」など、文書の構成内容に応じたマークアップこそ、SGML の原則であり、論理的な要素で示された正しい文書のあり方です。

物理的なレイアウトとは?

物理的な要素で示された文書は、それを理解する独自のプラットフォームとソフトウェアが必要です。あたりまえの話ですが、あるソフトウェアで作られた文書は同じ環境が揃って、初めて読み取ることができるわけで、そうしないと誰もそれを読むことができません。

残念なことに HTMLの仕様書には、物理的なレイアウトを表現することができる構成要素とその属性(タグの役割情報)が存在します。

例えば、以下の2つの文書を参照してください。

物理的なレイアウトで表現した文書

論理的な構造で表現した文書

どちらも同じように表現されていますが、実はまったく違うものです。

例えば、非視覚系ブラウザといわれるソフトウェアでは、前者の文書を正しく判断できない場合があります。つまり、どれが見出しで、どれが段落なのかを区別していないのです。

後者の場合、それぞれの文書の構成要素がしっかり区別されて、その内容を正しく伝えることができます。これが論理的な文書の構造を示したものなのです。

この2つに違いと、その意味が理解できるならば、あなたはすぐにでも正しい文書を作成することができます。しかし、だからと言って、HTMLの作成が簡単というわけではありません。これ以外にも、実に多くの規則に縛られているのです。

HTML4.01Strict(厳格仕様)では、物理的なレイアウトを表現するタグやその属性を、「非推奨:Deprecated」 として、使うことができません。本講座では、正しい文法を目指す上で、この厳格仕様について学んでいきます。

HTMLは、SGMLのサブセットとして定義されています。そのため、SGMLの原則を継承しているため、SGMLの規則に照らし合わせた、正しいHTMLでなければならないのです。

そして、それらは XHTML、XMLにも脈々と引き継がれています。

◆ XHTML1.1 〜 ページの印刷

通常、HTMLや XHTMLは、コンピューターのディスプレイ・モニター(あるいは、音声装置、点字装置)で表現するように利用されています。

しかし、時にはプリンターで印刷したいことがあります。ですがその場合、モニターの表示とは異なった印刷になることのほうが圧倒的に多いものです。

仕方がないと言えば仕方がないのですが、実は、スタイルシートの印刷に関する設定を行えば、制作者が意図した印刷結果を作成することができます。

CSS Level 2 印刷に関するスタイルシート

CSS Level 2 では多くのメディアタイプをサポートしていますが、今回はページの印刷に関する属性を取り上げます。
属性機能
size用紙サイズと方向 auto = 出力先のデフォルトに依存
portrait = 縦向きに設定
landscape = 横向きに設定
page用紙設定の適用 auto = 出力先のデフォルトに依存
名前 = 指定した名前のボックスの設定を適用
page-break-before直前に改ページ auto = 何も制御しない
always = その位置で必ず改ページ
avoid = 改ページの禁止
left,right = 左右のページになる改ページ
page-break-after直後に改ページ auto = 何も制御しない
always = その位置で必ず改行
avoid = 改ページの禁止
left,right = 左右のページになる改行
page-break-inside要素内での改ページの禁止 auto = 何も制御しない
avoid = 改ページの禁止
widows最初の段落の最低行数 整数値 = 行数の指定
orphans最後の段落の最低行数 整数値 = 行数の指定
marksトンボ crop = コーナートンボの設定
cross = センタートンボの設定

残念ながら実際に、これらの属性をサポートしている Webブラウザが圧倒的に少ないのが現状です。詳しくは今週のメールマガジン「第52号」で述べましたので割愛しますが、改ページに関する属性をサポートしている Webブラウザが2〜3あるので、それを中心として XHTML文書を作成してみました。

印刷用XHTML文書 (XHTML、CSSソースをダウンロードできます。)

この文書では、モニターで出力する表現には一切の見栄えを設定しておりません。ただし、印刷の際には、文字の大きさや色などを設定しています。

印刷の際、初期の印刷設定で、ページ余白は上下左右とも 10cm あるいは、0.1インチに指定してください。なお、残念ながらほとんどの Webブラウザでは、Macintosh には対応しておりません。当方で、Mac OS X 10.1 にて検証いたしました。

それにしても Macintosh は疎外されているようなことが多いようです。Macユーザが少ないとはいえ、どうしてでしょう・・?



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