にら

においの成分硫化アリルがビタミンB1の吸収をよくする
にらは、ねぎやたまねぎと同じねぎの仲間で、植物学的な分類からすると、ユリ科に属します。疲労回復にはビタミンB1が有効に働きますが、にらをはじめとするねぎ類には、ビタミンB1がたっぷりと含まれています。
ビタミンB1はたくさん摂っても、余分なものは体内に貯蔵されず排出されてしまう為に、貯金ができないビタミンといえます。ところが、にらのにおいのもとである硫化アリルという成分が、ビタミンB1誘導体を作るように働き、疲労回復のビタミンB1を体内に留めて長時間働くようにするのです。
また、他のねぎ類に比べて、カロチンを豊富に含んでいるのがにらの特徴です。カロチンは体内でビタミンAに変わり、体に抵抗力をつけますし、体内に貯めることもできます。ですから、約1束で1日に必要な量のビタミンAが摂れるので夏バテしたり風邪をひいたりしやすい人は、心がけて食べましょう。
おいしい食べ方
誰もが思い浮かべるスタミナ料理の代名詞といえば、にらレバ炒めです。にらは確かにカロチン、ビタミンB1、B2、C、各種ミネラルを含む栄養素の宝庫ですが、レバーとにらの組み合わせにはスタミナがつく理由があるのです。
ビタミンB1を更に多く含むレバーとの組み合わせには疲労回復に効果的ですし、にらの硫化アリルがレバーの生臭さを消してくれます。にらのβーカロチン(ビタミンA)を効率よく吸収させるには、油が必要で、栄養学的にもにらレバ炒めは大変有効な料理です。
ただし、加熱時間が長すぎると、色も悪く風味も落ちてしまうので手早く調理するように注意しましょう。火の通りの早い野菜なので、ゆでる場合はさっと熱湯にくぐらせる程度にし、冷水に放ちます。
風邪気味のときには、にらと卵でとじた、にらたま雑炊をお勧めします。

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