初心者のためのホームページ作り:第81号

                   毎週金曜日配信 What's New 2004/1/16
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  ┏              <第81号>

                banban@scollabo.com

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 当講座は、初心者や中級者が正しい文法と作法を身につけて、プロ級の本格的
な Webページ作成に役立つことを目的に配信されております。

 当講座では HTML4.01、XHTML1.1、XML1.0 を中心とした文法が主体となってい
ます。なお、このマガジンは等幅フォントでお読みいただくと快適に読めるよう
になります。

  今週のコンテンツ
      ■ Webデザイン 第25回 --- 引用と盗用
   ■ HTML講座  第25回 --- フォーム その1
   ■ CSS講座 第2回 --- スタイルシートのお約束
    ■ 属性の解説(第8回) --- tabindex属性

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◆Webデザイン(第25回) 引用と盗用

 ホームページを作成する上で、コンテンツは何よりも先に優先されます。その
内容が何であれ、ページの主体はコンテンツです。

 例えば「猫」を扱ったページを作成しようとした場合、猫の習性や生態はかな
り重要な部分にあたります。そういった詳しい情報を最初から持つ人は極めて少
ないのが一般的です。そこで、図書館などで調べることになります。

 ここで問題となるのが著作権です。図書館で調べた内容に、有益で有用な情報
を発見し、その文章をノートに書きとめたとしても、その時点では著作権の侵害
にはあたりません。その内容をあたかも自分自身が作成したように掲載すること
が法的な問題となります。

 恐らく、多分、どのような著作でも「猫の習性」や「猫の生態」などは、似た
ような内容となっていることでしょう。猫が本によってその生態が大きく変わる
わけではありません。猫を飼った人なら思い当たる点もあるでしょう。

 著作に記されている「情報」はあくまで参考に過ぎません。しかしながら、そ
れを猫の観察の中からどのように実態を確かめるのかを調べるのは大変なことに
違いありません。
 コンテンツの作成とは、何もないところから生まれるわけではありません。

 猫と付き合い、猫を理解し、自分なりに観察した結果としてコンテンツは成り
立ちます。その上で、先の著作は、その結果の確認となるはずです。そうすれば
確実に自分なりのコンテンツが作れることになるでしょう。

 ■引用
 全部そっくりコピーして掲載することは「引用」とはなりません。犯罪です。
 引用については、著作権法第32条「引用」として以下のように規定されていま
 す。

  「公表された著作物は,引用して利用することができる。この場合において
 その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その
 他の引用の目的上正当な範囲で行なわれるものでなければならない。」
 (著作権法第32条第1項)

 つまり、
 (1)他人の著作物を引用する必然性があること。
 (2)かぎ括弧をつけるなど、自分の著作物と引用部分とが区別されていること。
 (3)自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること。
 (4)引用部分の出所の明示がなされていること。

 上記の(1)〜(4)を満たしてる場合に「引用」と認められ、その場合は、「著作
 権者に許諾を得ることなく利用できる」ということになります。

  ただし、マナーとして著作権者にあらかじめ引用として利用する旨の連絡を
 することは、不必要な争いを引き起こさないためにも、しておいた方がいいで
 しょう。

 ■盗用(盗作)
 盗用とは、まさに泥棒と同じです。何も断りもなく、他人の著作物を自分が作
 ったような振る舞いは許されていません。
  著作権は、公開された時点で発生し、決してその著作権を放棄することがで
 きません。

  インターネットに限らず、盗用はどのようなシーンでも犯罪です。法を犯す
 コンテンツの作成は、その文脈から、整合性が認められずギクシャクし、きっ
 と破綻します。
  どんな拙い言葉であっても、自分でコンテンツを作成することに意義があり
 ます。著作者の制作時の労苦を報いるためにも、盗用などという破廉恥な真似
 は避けなくてはなりません。

  (社団法人)日本新聞協会 ネットワーク上の著作権について
  http://www.pressnet.or.jp/info/kenk19971100.htm

                       (第26回 リンクにつづく)

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◆HTML講座 (第25回) フォーム

 HTMLでは、閲覧者からの入力を受け付けるためのフォーム要素が提供されてい
ます。質問や意見、アンケートなどや、通販サイトでは決済の画面などで幅広く
利用されています。

 ■フォームの問題点
 HTMLでフォームを作成し、閲覧者ら入力を受け付けたとしても、そのデータが
 正しく送信される仕組みは提供されていません。

  HTMLでは、あくまで入力画面を作成するための機能を提供するだけにとどま
 っています。データを送信する仕組みの多くは CGIというサーバ内の別のプロ
 グラムに受け渡され、そこで処理されるのが一般的です。

  CGIについて詳しく解説しませんが、データ処理用の別のプログラムが必要
 であるということです。プログラムは、Perlや、PHP、C言語などで別途作成し
 なければなりません。ここでは、フォームの作成だけに限定して解説します。

 ■フォームを作成する準備
 フォームとは、閲覧者に入力してもらうための項目やボタン、フィールドを作
 成します。HTMLでは、フォームを構成する要素には、実に様々なコントロール
 があります。
  「質問」フォームを例に挙げて説明しましょう。

  閲覧者からサイト管理者に質問を受け付ける場合、サイト管理者はどのよう
 な情報が欲しいでしょうか?
  もちろん質問内容は欠かせません。名前やメールアドレスを尋ねることもあ
 るでしょう。職業や男女、年齢もあるかもしれません。そうした「項目」を1
 つづつ整理しながら、フォーム全体を設計します。

  お名前:
  メールアドレス:
  男: 女:
  職業:
  ご質問内容:

  こうした項目について設計しましょう。

 ■入力欄の形式
 名前、メールアドレス、住所、質問内容はテキスト(普通の文字列)形式、男
 か女かのどちらかは、どちらかを選べるような形式、職業はあらかじめ大枠を
 設定して選択してもらう形式に設計します。

 ■入力欄を設定する
 HTMLでは、入力欄を示すタグに input があります。しかし単に input だけで
 は、どのような形式なのか判断することができません。そこで用意されている
 のが、type属性です。

  input要素の属性
   type  : 入力形式を指定する値を記述する。
        text=テキストの入力
        radio=ラジオボックス
        checkbox=チェックボックス
        password=パスワード
        button=ボタン
        submit=データ送信
        reset=入力したデータの取り消し

  つまり、<input type="text"> とすれば、その入力欄はテキストを受け付け
 る入力フィールドとなります。

 ■データ送信の際の項目名
 <input type="text"> だけでもフォームを作成することができます。しかし、
 実際にデータを送信したとき、そのデータは何を意味したデータなのか、受け
 取ったときにいちいち判断しなければなりません。

  ばんばん とだけのデータよりも 名前:ばんばん のほうが分かりやすい
 に決まっています。そうしたデータ送信に付与する項目名を設定する属性が、
 name属性です。

   name属性 : 項目の名前を任意に指定する

  <input type="text" name="名前"> こうすることで、データ送信のときに、
 それぞれのデータの先頭に、その項目名と共に送信されます。

 ■ラジオボックス
 ラジオボックスとは、あらかじめ設定したフィールドの中に選択してもらうた
 めの入力フィールドです。
  ラジオボックスの特徴は、1つだけしか選択できません。一度に複数は選ぶ
 ことができないので、男女のどちらかを選んでもらうのには都合がいいもので
 す。なお、複数選択できる項目としては、チェックボックスがあります。

  <input type="radio" name="男">男 <input type="radio" name="女">女

 ■選択項目
 職業欄は、あらかじめ各種の職業の大枠を決めて、ユーザに選んでもらう方式
 を採用します。
  主だった職業には、会社員、学生、自営業、フリーター、無職などといった
 項目を想定します。そうした選択項目を表現するのが、select要素です。

  <select name="職業">
   <option>会社員</option>
   <option>学生</option>
   <option>自営業</option>
    〜 以下省略 〜
  </select>

 ■テキスト領域
 最後に、質問内容を入力する領域を作成します。質問内容は文字数の制限があ
 ってはいけません。どのような内容でも、しっかり入力できる環境を提供した
 いものです。
  通常の input要素で示されるテキスト入力欄は、1行分しか表示してくれま
 せん。それでも入力することができますが、入力しようとするユーザから見て
 直感的ではありません。ここでは、textarea要素を使って、入力フィールドを
 作成します。

  <textarea cols="60" rows="5" name="質問">

  ここでは、cols="60" として、1行の文字数を60文字としました。
  また、rows="5" では、入力フィールドが5行分あることを示しています。
   これらの数値は自由に設定することができます。

   cols、rows、などで指定した数値は、決して入力を制限するものではあり
 ません。これ以上の文字を入力することが可能となっています。

 さて、各入力フィールドが理解できたと思います。それを踏まえて、実際の質
 問フォームを作成することにしましょう。


◆質問フォームを表現するHTMLの作成
 以下は、フォームに各入力フィールドを表現させるHTML構文です。

<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01//EN">
<html lang="ja">
<head>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=Shift_Jis">
<title>質問フォーム/初心者のためのホームページ作り</title>
</head>

<body>
<h1>ご質問はこちらから</h1>
<form action="#" method="post">
<p>お名前:<input type="text" name="名前"> 
メールアドレス:<input type="text" name="メールアドレス">
</p>

<p>性別:
<input type="radio" name="sex" value="男">男性
<input type="radio" name="sex" value="女">女性
</p>

<p>職業:<select name="職業">
<option value="会社員">会社員</option>
<option value="学生">学生</option>
<option value="フリーター">フリーター</option>
<option value="自営業">自営業</option>
<option value="無職">無職</option>
</select>
</p>

<p>ご質問内容<br>
<textarea name="質問" rows="5" cols="60">
</textarea>
</p>

<p>
<input type="submit" value="送信">
<input type="reset" value="取消">
</p>
</form>

</body>
</html>

 サンプル実行結果
 http://www.scollabo.com/banban/magazine/mm/sample_81-1.html


◆解説

■<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01//EN">

 HTML4.01厳格仕様の文書型定義(DTD)を宣言しています。
  この宣言では、非推奨といわれる要素型や属性は一切使うことができません。

■<html lang="ja">

 HTMLの最上要素(ルート要素)の属性に日本語の言語コードを設定しています。
  仕様書によれば、文書の内容がどこの国の言語を使用しているのかを明示的
 に示さなければならないとされています。

■<h1>ご質問はこちらから</h1>

 コンテンツの見出しを設定しています。見出しは第1から第6まであり、最初
 に登場する見出しは、必ず第1見出しでなければなりません。最初に第1見出
 し以外を使用することは、厳密に言えば文法違反となります。

■<form action="#" method="post">

 フォームを作成する場合には、必ず、form要素を使います。この要素の終了タ
 グが出現する範囲がフォームを扱うコンテンツとなります。

  action属性は、form要素を扱う場合の必須の属性となり、データの送信先を
 記述します。そのほとんどで、データ処理をする CGIプログラムの URIを指定
 するのが一般的です。ここではサンプルのため、データを送信するわけではな
 いので、方便として「#」としました。
  action属性の値として "mailto:メールアドレス" は未定義とされている関
 係で、その動作は保証されていませんので注意してください。

  method属性は、データを送信する際に、HTTPメソッドの対応を指定するもの
 です。メソッドとは送信の際の処理の振る舞いを表わし、フォームはHTTPプロ
 トコルを利用することから、HTTPメソッドと呼びます。
  HTTPメソッドの形式は以下の2つがあります。

   get : action属性で示される URIにデータが付加されて送信(デフォルト)
   post: フォームのデータをそのまま送信

  method属性が指定されていない場合には、自動的に get が選択されます。
 なお、from要素の終了タグの省略は許されておりません。

■<p>お名前:

 form要素はブロックレベル要素ですが、この要素内で配置されるインラインレ
 ベル要素は、さらにブロックレベル要素で囲む必要があります。
  ただし、文書型定義が Transitional の場合はその限りではありません。


■<input type="text" name="名前"> 

 入力フィールドを提供するのが input要素です。この要素は終了タグを持たな
 い空要素となります。
  入力フィールドでは様々な形式の入力欄を形成することができます。その形
 式を指定するのが、type属性です。
  type属性の主だった値は以下のとおりです。

 text      1行のテキストフィールドを設定します。
 radio    丸いボタンを設定します。ユーザが選択できるのは1つだけです。
       上記HTMLでは、「男性」か「女性」のどちらかの選択になります。
 checkbox  チェックボックスを設定します。複数の選択が可能なボタンです。
 password  パスワード入力用。「*あるいは・」などに置換えて表示します。
 submit    送信ボタンの設定。フォーム内容を送信する際に必要です。
 reset     フォーム内容を取消して初期状態に戻すリセットボタン。
  file      送信するファイルを選択します。(添付ファイルとして使います)
 button   汎用ボタン。value属性で設定された値がボタンに表示されます。
  hidden    ユーザに見せる必要のない値を送信する場合に利用します。
       この場合、value属性で設定した値が送信されます。
 image     ボタンを画像で使用する場合に使います。

  name属性はデータを送信する際に、データと組になって送信します。
 データを受け取ったとき、そのデータ何なのか理解できるというわけです。

  なお、テキストの入力フィールドの大きさ(長さ)はブラウザ依存となりま
 す。入力フィールドの長さをあらかじめ決めておきたい場合には、size属性を
 利用して、その「文字数」を指定することができます。
  ただし、文字数が指定されていても、入力する文字数の制限を受けるわけで
 はありません。

■<input type="radio" name="sex" value="男">男性

 入力フィールドがラジオボタンとして指定されています。ラジオボタンは複数
 設定することができますが、基本的に排他的入力フィールドとなり、1つのフ
 ォームでは1つだけしか入力(チェック)することができません。
  これはと異なる checkbox属性(チェックボックス)では、同時に複数の入
 力を受け付けることができます。入力項目を考えて選ぶようにしましょう。

■<select name="職業">

 select要素とは、入力フィールドのメニューによる選択肢を構成するものです。
  選択肢は、この要素内で配置される option要素によって形成します。
 一般的にはプルダウンメニューとして表示し、ユーザがその中から該当する項
 目を選択する入力フィールドとなります。

  name属性はデータと組になって送信するときの項目名を記述しますが、基本
 的にはこの「名前」の有効範囲は、そのform要素内に限定されます。

  また、size属性で行数を指定したとき、プルダウンメニューではなく、リス
 ト項目として指定された行数を表示します。

■<option value="会社員">会社員</option>

 select要素で設定されたメニュー項目は、option要素によって作成されます。
 option要素ではいくつでもメニューを作成することができ、何も指定されない
 場合は、最初の項目が入力フィールドで表示されます。
  初期値として表示させたい項目があれば、

  <option selected>--選択してください--</option>

  このように、selected属性を指定します。この属性値はありません。
 なお、value属性で指定された値は、データ送信の際、選択された項目と組に
 なって送信されます。

■<textarea name="質問" rows="5" cols="60"></textarea>

 複数行の入力フィールドを形成するのが、textarea要素です。
  rows="行数"、cols="1行の文字数" を同時に設定します。終了タグは省略
 することができません。
  実際の入力の際には、文字数が制限されるわけではありません。

■<input type="submit" value="送信">

 入力フィールドがボタン形式で表示され、データは form要素の action属性で
 指定された URIに送信されます。
  value属性で示された値は、ボタンに表示されます。

■<input type="reset" value="取消">

 入力フィールドがボタン形式で表示され、これをクリックすると入力されたす
 べてのデータがリセット(初期化)されます。
  このボタンも、value属性で示された値が表示されます。

◆まとめ

 フォーム形式は、このようにユーザからの入力を構成するために利用されるほ
か、JavaScriptなどの入力フィールドを構成する場合に使われます。

 次回は、今回作成したフォームをもとに、より「アクセシブルなフォーム」の
作成について詳しく解説する予定です。

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◆Tips

 ■フォームで利用するメールアドレス
 フォームの送信先にメールアドレスを指定するのは、先ほど述べたとおり未定
 義とされています。そのため、ユーザの利用する Webブラウザによっては動作
 が保証されるものではありません。
  また、仮にメールアドレスを受け付けるブラウザを使用したとしても、受信
 したデータが文字化けする場合も考えられます。

  残念ながら安全にデータ送信を行うためのHTMLはありません。今のところ、
 データ送信は CGIを利用した別のプログラムで処理します。これから先 XMLな
 どの技術革新によっては、複雑な CGIプログラムを利用しなくてもデータ送信
 できることが期待されています。

  なお CGIについての具体的な解説に関しては、当メールマガジンの Webサイ
 ト上をお読みになることをお勧めします。

  CGIプログラム入門(Perl)
  http://www.scollabo.com/banban/cgi/index.html

  近日中に「PHP入門」を、サイト上で公開する予定です。ご期待ください。

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◆CSS講座(第2回) スタイルシートのお約束

 スタイルシートをHTMLと共に利用するために、あらかじめ決められた約束があ
ります。今回の CSS講座では、そうした決まり事について詳しく解説します。

 ■スタイルシートの選択部と宣言部
 スタイルシートの基本的な構成は、セレクタ(選択部)と宣言部(属性と値)
 に分けられて記述します。

   p { color: #000000 }   段落要素の文字色を黒色に指定

  この場合、段落を定義する p要素がセレクタになります。中カッコ「{ と }」
 で囲まれた範囲を宣言部と呼び、スタイルシートの属性(プロパティ)と値を
 記述します。属性と値は必ずコロン「:」で区切ります。
  また、宣言部で記述する属性と値は、セミコロン「;」で区切ることで、複
 数設定することができます。

   p { color: #000000; background: #ffffcc }  複数の設定

  スタイルシートでは、セレクタの記述の仕方が多様です。記述の方法によっ
 ては、全然別の要素にスタイルが適用されます。セレクタについては、講座を
 進める中で詳しく解説します。

  なお、宣言部で記述する属性と値の前後に空白(半角に限る)文字を任意に
 いくつでも書き込むことができます。見やすいスタイルシートを作成しておく
 と、後々のメンテナンスが容易です。全角の空白文字を入れた場合には、スタ
 イルシートが正しく適用できない場合がありますので注意してください。

 ■HTMLの記述法
 スタイルシートをHTMLに反映させるためには、以下の3つの方法があります。

 1.インライン方式
   HTMLの要素に、style属性を利用して記述する方法。
   例: <p style="スタイルシートの記述">

    この方法は、直接HTML文中で記述します。スタイルシートが適用される
   のは、その属性が記述された要素のみで、他の同じ要素型には適用されま
   せん。
    この場合のセレクタは p要素となり、styel="〜" で囲まれた範囲が宣
   言部になります。

 2.エンベッド方式
   スタイルシートの記述をヘッダ部で style要素を使う方法。
   例: <style type="text/css">
      <!--  
       スタイルシートの記述 
      -->
      </style>

    この方法は、そのページ全体の指定された要素に適用されます。
   コメントで囲まなければならない理由は、スタイルシート未実装のブラウ
   ザでスタイルシートの記述が表示されてしまう事故を防ぐための処置で、
   エンベッド方式を採用する場合には、必ずコメントで囲むようにしてくだ
   さい。

 3.リンキング方式
   外部スタイルシート文書を、HTMLに読み込ませる方法。
   基本的には、ヘッダ部で link要素を利用して読み込ませます。
   例: <link rel="stylesheet" type="text/css" href="defoult.css">

    この方法は、複数のページに適用させることが可能で、1つのスタイル
   シート文書を複数のページで再現させます。メンテナンスが比較的安易な
   ので、利用されている制作者も多いようです。

  どの方式を利用するのかは、作者の考え方次第です。ただ、インライン方式
 では、やむをえない事情により採用し、基本的なスタイルシートをエンベッド
 方式、あるいはリンキング方式にするのが一般的でしょう。

 ■スタイルシートの記述法
 基本的にスタイルシートは、大文字と小文字の区別をしません。HTMLのタグや
 属性で扱われるのと同じです。ただし、セレクタに名前がついた場合には、厳
 密には大文字と小文字を区別します。これについても、講座を進める中で詳し
 く解説します。

  基本的なスタイルシートの記述法は以下のとおりです。

  1.インライン方式
    <p style="font-weight:bold"> 〜 </p>
     これは、段落要素のテキストを強調して表示させている記法です。
    インライン方式では、要素の属性として style属性を利用してスタイル
    シートの中身を記述します。

      font-weight:  スタイルシートのプロパティ(属性)
      bold          スタイルシートの値

     スタイルシートは、このように属性と値を1組にして記述します。
    属性の後には必ずコロン「:」で区切らなければなりません。

  2.エンベッド、及びリンキング方式
     p { font-weight: bold }
      これは、要素を特定し { と } で囲んだ中に、属性と値を組にして
     スタイルシートを記述します。

 ■スタイルシートの優先順位
 スタイルシートの実装をインライン、エンベッド、リンキング方式すべてを利
 用した場合、それぞれが異なるセレクタで設定していれば問題ないのですが、
 同じセレクタに設定した場合には、インライン方式が最も優先されます。
  次いで、エンベッド方式が優先され、リンキング方式の優先順位は、一番最
 後になります。

  ただし、ユーザエージェント側で「ユーザスタイルシート」を適用していた
 場合には、作者側のすべてのスタイルシートが無視されることがあります。

 ■コメント
 エンベッド方式やリンキング方式で作成するスタイルシートには、コメントを
 挿入することができます。
  コメントは、 /* 〜 */ の範囲で書きます。

   /* ここにコメントを書くことができます。 */

  基本的にコメントは無視されますので、自由にいくつでも書き込むことが可
 能です。何らかのマークやメモを残すときに便利でしょう。


 次回は、「セレクタ」について、その応用などを含めて詳しく解説します。

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◆HTML、XHTML 属性の解説(第8回)--- tabindex属性

 マウスが使えない環境では、キーボードからの入力で操作しなければなりませ
ん。そうした環境のためにナビゲーションやフォームの入力フィールドの選択を
サポートするのが、tabindex属性です。

 ■tabindex属性 ナビゲーションや入力フィールドなどのコントロールをタ
         ブキーによってフォーカスさせる
 DTD:    すべての文書型定義で利用可能
 属性値:  数値(0〜32767の間のいずれかの数値)
 記述法:  <input type="text" name="名前" tabindex="0">
 関連要素: a、area、button、input、object、object、select、textarea

 XHTMLの制限:特にありません。

 フォームなどの入力フィールドを形成するとき、ユーザ環境の立場からこの属
 性を使ったアクセス性の向上(アクセシビリティ)を構築することは非常に意
 味のある重要な役目があります。
  ユニバーサルなデザインを達成する上で、tabindex属性を利用するように心
 がけましょう。なお、ナビゲーションには、この属性よりも accesskey属性の
 方が有用と思います。
  設定した数値は、数値の値が低い順にタブキーがフォーカスされます。もし
 同じ数値が設定された場合には、先に指定された部分にフォーカスされます。

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今回はここまで、ではでは・・
今週のおさらいは Webページにも掲載しましたので、是非見ておいてください。
Webページでは HTML文の実行結果のサンプルもあり、より分かりやすく説明して
います。あわせて過去の記事のおさらいも掲載しています。

 (今週のおさらい)
  http://www.scollabo.com/banban/magazine/review_081.html

 次回(第82号)は、1月23日に配信を予定しています。

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質問・ご意見ははこちらまで→ banban@scollabo.com

 なお、ご質問の際には、あなたがお使いのOSや Webブラウザ、テキストエデ
ィタなど、なるべく分かりやすく制作環境を明記していただけると回答しやすく
なると思います。
 ただし、個人的な事由により返事が遅れることがあります。ご了承ください。
お急ぎの場合には、当サイト内の掲示板をご利用ください。きっと誰かが答えて
くれると思います。

発行者 ばんばん
協 力 スズキ・コラボレーション http://www.scollabo.com/
配信エンジン まぐまぐ http://www.mag2.com/  (ID 0000090196)

 誤字・脱字・変換ミス・表現欠乏などには、平にご容赦願います。

バックナンバー こちらで公開しています。
プレーンテキスト  http://www.scollabo.com/banban/magazine.html
各号のおさらい  http://www.scollabo.com/banban/magazine/
アーカイブ    http://www.scollabo.com/banban/daf/archive.html
まぐまぐの過去記事 http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000090196

配信の変更・中止はこちらです。
個別の手続きは受け付けていませんので、ご面倒でも各自でお願いできれば助か
ります。
当サイトにて http://www.scollabo.com/banban/magazine/top.html
まぐまぐにて http://www.mag2.com/m/0000090196.htm

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<えでぃた〜ず・る〜む>

 仕事で作成する文書で、日付を書くことが多々ありますが、年が明けたという
のに、未だに「2003」としてしまうことがあります。まして「平成16年」になっ
ているとは、これっぽちも気づきませんでした。
 この頃になって、「2004」という書き方が様になってきています。特に最近は
コンピュータで文書を作成することが当たり前になっていますが、指の動きがど
うしても「2003」と自然に動いてしまうんですよねぇ。

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◆著作権について
個人がご自分のPCに保存して利用する以外の記事の転載、引用は基本的に応じ
ておりません。記事中の内容について、無断で使用することを固く禁じます。
 なお、記事中のスタイルシート、HTML、スクリプトなどをご自分のページ作成
に自由に使っていただいても差し支えありません。

            Copyright(C) 2002-2004  www.scollabo.com/banban/
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最新更新日 2004/1/20
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