初心者のためのホームページ作り:第80号

                    毎週金曜日配信 What's New 2004/1/9
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  ┏              <第80号>

                banban@scollabo.com

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 明けましておめでとうございます。本年もご愛読の程、お願いします。

 当講座は、初心者や中級者が正しい文法と作法を身につけて、プロ級の本格的
な Webページ作成に役立つことを目的に配信されております。

 当講座では HTML4.01、XHTML1.1、XML1.0 を中心とした文法が主体となってい
ます。なお、このマガジンは等幅フォントでお読みいただくと快適に読めるよう
になります。

  今週のコンテンツ
      ■ Webデザイン 第24回 --- Webブラウザ
   ■ HTML講座  第24回 --- HTML基本データ形式
   ■ CSS講座 第1回 --- スタイルシートとは
    ■ 属性の解説(第7回) --- dir

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◆Webデザイン(第24回) Webブラウザ

 HTMLの発達と共に大きく進歩した Webブラウザは、その歴史の中で少なからず
HTMLの仕様に関わってきました。HTMLは、CERN(欧州原子力研究所)で初めて規
格されてから、幾度かのバージョンアップしてきました。

 世界で最初のグラフィカルな視覚系ブラウザが登場したのは、1992年、米国イ
リノイ大学の学生たちが開発した Mosic(モザイク)は、希望者に無償で配布さ
れたことからあっという間に広がり、インターネットのトラフィックも急増しま
した。

 その後、Netscape Communications社より、より高機能の Netscapeが開発され
インターネットの普及は爆発的になりました。
 当時の HTML2.0 は、現在と比較するとかなり貧弱で、Web制作者たちから不満
が続出しました。また、Netscapeブラウザが独自規格を搭載し、font、teble な
どのタグが1人歩きしていました。

 その後、HTMLの標準化を制定する W3Cが発足し、よりプレゼンテーションに趣
を重視した HTML3.2が登場します。その仕様は、それまでの Webブラウザたちが
独自規格として開発されたタグが網羅されていました。

 ■ブラウザ戦争
 ブラウザは Netscapeの独壇場でした。その頃の Web制作者は Netscapeでレン
 ダリング(描画)されることを前提としたスタンスで作成していました。

  マイクロソフト社は満を持してグラフィカルユーザインターフェイスを実装
 した Windows95を発表、標準ブラウザに Internet Explorer 3.0を搭載して市
 場に打って出ました。HTML4.0 が正式勧告される頃には Netscapeと MSIEの競
 争が激化し、2大ブラウザなどと称せられました。

 ■Netscape Navigator 4.x の不遇
 HTML4.0 は、本来のマークアップ言語の原点に立ち返った画期的なバージョン
 でした。スタイルシートを推奨し、文書の構造からプレゼンテーションを分離
 しようという W3Cの試みは、その後のアクセシビリティに通ずるところです。

  HTML4.0 を実装した Webブラウザ Netscape と MSIE はこの頃には勝負が決
 定的になってきました。Windowsの普及により MSIEのシェアが広がり、米国で
 は訴訟問題にまで発展しました。

  残念ながら当時の Netscape Navigator 4.x シリーズは欠陥品でした。HTML
 4.0 に完全対応という触れ込みでしたが、独自規格や貧弱なスタイルシート実
 装で、MSIEに大きく遅れをとってしまったのです。WindowsOS のさらなる普及
 によって、ブラウザ戦争は終わりを告げ、MSIE寡占状態となりました。

 ■制作者と Webブラウザ
 今日、MSIEの市場シェアは、90%を越えています。残念ながら(?)この数字
 はもはや、MSIEこそが標準ブラウザであることを物語っています。

  MSIEは制作者にとって寛容なブラウザです。多少の記述ミスがあっても、そ
 れなりに上手に表現してくれます。誠にありがたい Webブラウザです。
  ある意味では、MSIEに特化した制作スタンスでも許されているのかもしれま
 せん。10%に満たない非MSIEブラウザのことを意識するよりも、MSIEでまとも
 に表現できれば満足してしまうのでしょう。

 ■制作者と Webブラウザの関係
 制作者が Webサイトを構築しようとするとき、その情報のユーザ、つまりター
 ゲットユーザを想定します。また同時にユーザの閲覧環境を想定します。
  JavaScriptや Flashムービーを採用して、飽きられないような工夫さえする
 こともあるかもしれません。
  すると困ったことに、ブラウザ別のコンテンツを作成しなければならないこ
 とに気がつくことが発生します。

  制作者は自分自身の環境だけで満足して Webサイトを作るわけにはいきませ
 ん。そのサイトを見るのは、自分以外の人たちだからです。

  その昔、クロスブラウザ(ブラウザ銘柄の振り分け)のJavaScriptを作成し
 ユーザ環境に合わせたページに誘導する手法が盛んでした。そのため、コスト
 は倍になり、クライアントも制作者も無駄な労力を支払うことになったのです。
 MSIE全盛の今なら、10%未満のユーザを切り捨てる選択もありますが・・・

 ■正しいマークアップ
 正しいマーク付けは、ブラウザ実装に意識することのない制作環境を提供しま
 す。ユーザが利用する Webブラウザがどのような銘柄であれ、制作者の提供す
 る有用な情報を正しく伝えることができます。

  読者の質問の中に、作成した文書がブラウザ銘柄によって異なる表現をする
 悩みについて数多く受け取りました。
  正しくマークアップされた文書でも、ブラウザ銘柄の違いによる異なった表
 現は歴然としてあります。それは、個々のブラウザが持っている実装が異なる
 ため、制作側でコントロールすることができない場合もあるものです。

  HTMLでも XHTMLでもその仕様書には、表現方法についてまったく触れていま
 せん。あくまで個々のベンダーの思想に依存することになります。
  しかし、そのことによって作成した文書が正しく伝えられないとしたら、そ
 れは全然別の問題があるということでしょう。基本的にどのような銘柄のブラ
 ウザでも、W3Cの仕様は尊重されているハズです。

  ブラウザ銘柄云々について悩むよりも、もっと「正しい」マークアップにつ
 いて学んだほうが、有益で早い解決法になるものです。
 (ただし、ブラウザの固有のバグについてはこの限りではありません。)

 ■デザインと Webブラウザ
 得てして新進気鋭の Webデザイナーは、どうしても自分が描いたレイアウトデ
 ザインを中心に考えてしまう傾向があります。
  クライアントから高価なデザイン料を貰うわけですから、そうした気持ちは
 理解できないこともありません。スタイルシートや画像、アニメーションやス
 クリプトを駆使して、どうにか気に入ったページができても、果たしてそれは
 万人に正しく情報を伝えることができるのかはなはだ疑問なところです。

  何度も言うように、ブラウザのレンダリングはしばしばデザイナーの心意気
 を削ぐ結果をもたらします。MSIEでは満足しても、他のブラウザはそうはいき
 ません。テキストブラウザに至ってはなおのことです。
  デザイナーはページの容量についてはあまり意識しません。多少重たかろう
 が意に沿わない結果を「罪悪」とまで考えます。

  残念ながらHTMLは、レイアウトについて重きを置いていません。ブラウザ側
 もレンダリングに関しては何も仕様書に定義されていない関係で、それぞれに
 特徴的な描画を提供しています。

  それを考えると、レイアウトというものがいかに危うい状態であるかを証明
 しています。ブラウザごとの描画の違いはどうしょうもないのです。
  結果として、レイアウト云々を語るよりは、正しいマーク付けが先です。サ
 イトを訪問するユーザは、レイアウトを見るのではなく、そこに提供されてい
 るであろう有用な情報を読みたいのです。
  だからこそ、デザイナーはレイアウトではなく、「情報をデザイン」すべき
 です。Webデザイナーの最も重要な仕事なのですから。

                     (第25回 引用と盗用につづく)

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◆HTML講座 (第24回) HTML基本データ形式

 HTMLを作成する上で、基本的に知っていなければならない様々な約束事があり
ます。今回は、そうした約束事を仕様書から抜粋し、さらに独自の視点で分かり
やすく解説します。

 HTMLは、その前身であるSGML(一般化標準マークアップ言語)の仕様を強く引
き継いでいます。その観点からHTMLの基本データ形式が成立しています。

 ■文字の情報
 文字 (Character)には、いろいろな意味を持っています。文字の集合をテキス
 ト(文字列)と呼び、HTMLでは、以下のように区別されています。

  1.大文字と小文字を区別する(CS)
    ユーザエージェント(HTTPを解釈するソフトウェア、ブラウザなど)は
    大文字と小文字を厳格に区別します。特に URLなどのアドレスはその代
    表格でしょう。「a」と「A」は異なるものとして解釈します。

  2.大文字と小文字を区別しない(CI)
    ユーザエージェントは大文字と小文字を区別しません。「a」と「A」は
    同じものとして解釈します。HTMLのタグや属性はこの範疇です。

  3.文字種変換の影響を受けない(CN)
    例えば数字の場合、大文字や小文字の区別がありません。そのためユー
    ザエージェントはそのままの文字を解釈します。属性値として利用され
    る場合、それが数値であるに文字種変換の影響がないということができ
    ます。

  4.定義された文字(CA)
    タグや属性の定義に大文字と小文字が区別された場合、ユーザエージェ
    ントはこれを解釈します。定義された場合の文字列に大文字と小文字の
    区別が厳格に行われます。

  5.ユーザエージェントに依存する文字(CT)
    大文字と小文字の区別については、ユーザエージェントがデータ形式の
    定義を参照し決定することがあります。HTMLではあまりお目にかかるこ
    とがありません。

 ■実態参照を含む文字列
 HTMLでは、テキストに < 、> 、&、などの実体参照符号について、以下のよう
 に取り扱います。

  1.#PCDATA(Paesed Character Data)
    任意の長さを持つ任意のテキストで、SGML的(トークン)に解釈する文
    字集合体を指します。そのため、文字の実体参照は対応する文字に置き
    換えられます。例えば & は &amp; に置き換えられます。
     また、マークはマークとして解釈されます。例えば「 < 」はタグの開
    始と見なされ、「 > 」はタグの閉じ括弧としてみなされます。

  2.CDATA(Character Data)
    実体参照を含み、SGML的に解釈されない文字集合体を指します。ユーザ
    エージェントは、CDATAを以下のように解釈します。

    文字の実体参照は、そのまま文字として置き換えます。 & は & のまま
    解釈します。 改行文字、改行コードは無視します。個々の空白文字や、
    タブは1つの空白文字で置き換えられます。
     JavaScriptや、style要素で記述するデータがこれに当てはまります。
    ただし XHTMLでは、ほとんどのテキストデータを #PCDATAとして扱いま
    すので、注意が必要です。

 ■NAME、ID
 属性値で指定する「名前」は、名前開始文字という原則があり、HTMLでは名前
 の先頭の文字には、アルファベットの大文字、あるいは小文字しか使うことが
 できません。当然漢字やカナなども使えません。
  また、名前の文字数にも宣言があり、HTMLでは16ビット(65536文字)と制限
 されています。(十分すぎるほどの文字数制限ですが・・)
  なお、HTML2.0、3.0では、72文字までとなっています、念のため。

  IDとは、id属性の値として使われる形式で、大文字と小文字を厳格に区別しま
 す。IDを設定する場合の規則は、NAMEと同じ扱いとなっています。

 ■IDREF、IDREFS(ID Reference)
 他の場所のIDを参照するために使われる形式です。IDREFSとは、IDREFの複数形
 で、カンマで区切って設定することができます。

  他の場所のIDを参照する場合、そのID名の先頭にハッシュマーク(#)を付
 記して指定することができます。

 ■意味付けされたCDATA型の属性値
 HTMLのすべての属性の値は、CDATAの型をとります。CDATA型の内容は多種多様
 です。記述された名前、URI(URL)、数値や文章など、それぞれまったく異な
 る値であるにもかかわらず、SGML的には CDATAとされています。

  1.MIMEタイプ(ContentType)
   MIMEタイプは大文字と小文字の区別がありません。要素の形式がこのtype
   属性の形式を取ります。 
    MIMEタイプの例として、「text/html」、「image/png」、「image/gif」
   「video/mpeg」、「text/css」、「audio/basic」などがあります。
   なおこのデータ形式は、ContentType(コンテントタイプ)と表しています。

  2.言語コード(LanguageCode)
   HTMLにおける言語コードの指定は、lang属性によって決められます。
   lang属性の値は、会話、筆記、その他情報交換のために人々が用いる自然
   言語を識別する言語コードです。 
    なお XHTMLでは、lang属性は廃止され、xml:lang属性となります。

    例:
    en    英語
    fr    フランス語
    en-US   アメリカ英語 
    i-navajo ネイティブアメリカンのナヴァホ族の言語 
    ja    日本語 

  3.文字符号化(Charset)
   HTMLでは、しばしば文字化けするという危険をはらんでいます。そうした
   問題を解決するために、文字符号コードを制定し、多くのユーザが文字化
   けに遭遇しないための処置が持ち込まれています。
    文字符号コードは、国際的にその規格が決められ、IANAに登録されおり
   その符号化を保証しています。
    文字符号化方法の指定は、大文字と小文字を区別しません。日本語文字
   符号として、下記の3つが定義されています。 

    ecu-jp:   日本語ECUコードの文字符号(UNIX系)
    iso-2022-jp: 日本語JISコードの文字符号
    shift_jp:  日本語シフトJISコードの文字符号

  4.リンク形式
   ユーザエージェント、検索エンジンなどはこのリンク形式を様々に解釈し
   ています。非視覚系ブラウザではこのリンクタイプをナビゲーションとし
   てアクセスの提供に役立っています。
    リンク形式は、一般的にヘッダ部で記述され、そのリンクの形式に応じ
   る形で、ユーザエージェントなどに情報を提供しています。

    最も利用形式が多いのは、外部スタイルシートの読込形式で、以下のよ
   うに記述します。

     <link rel="stylesheet" href="defoult.css">
          ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   リンク形式の一部は以下のとおりです。
    ・stylesheet 外部スタイルシートを指定する。
    ・next     指定する文書が次の文書であることを示す。
    ・prev     指定する文書が前の文書であることを示す。
    ・index    指定する文書が索引であることを示す。
    ・glossary  指定する文書が用語解説であることを示す。

  5.色(Color)
   色を指定する属性の値には、RGB形式で 24ビットフルカラーに対応してい
   ます。24ビットフルカラーは、1677万色以上を指定できます。

    色の指定はハッシュマークの後に続いて、16進数を利用した RGB指定と
   なっていますが、直接色名を指定することもできます。
    ただし、普遍的に利用できる色名は16色しかありません。

   HTMLで指定できる色名
   ・Black = "#000000" 黒   ・Green = "#008000" 緑
   ・Silver = "#C0C0C0" 銀  ・Lime = "#00FF00" 明るい緑
   ・Gray = "#808080" 灰   ・Olive = "#808000" オリーブ
   ・White = "#FFFFFF" 白   ・Yellow = "#FFFF00" 黄
   ・Maroon = "#800000" 茶  ・Navy = "#000080" 紺
   ・Red = "#FF0000" 赤    ・Blue = "#0000FF" 青
   ・Purple = "#800080" 紫  ・Teal = "#008080" 青緑
   ・Fuchsia = "#FF00FF" 桃  ・Aqua = "#00FFFF" 水色

   色名指定の際に、大文字と小文字の区別がありません。
    これ以外の色名は、サポート対象外でブラウザや OS依存となり、制作
   者側と同じ色になる保証はありません。

  6.長さ(Length)
   HTMLでは、長さや大きさを表わす場合に、Lenghtという概念で解釈します。
   一般的に長さを表わす場合には、横幅や高さなどが挙げられ、表示の利用
   可能な空間で指定されます。

    HTMLには、属性値としての長さ(高さも含める)の形式には次の3つの
   形式があります。長さの値は数値であるので、大文字と小文字には無関係
   にあります。

    ピクセル(Pixels)
    スクリーン(画面)や紙などのキャンバスに表示する際のピクセル数を
    表す整数の単位です。 

    長さ(Length)
    ピクセル、または水平・垂直方向への利用可能な空間に対するパーセン
    テージ(%)を示します。従って、「50%」とは利用可能な空間の半分を
    意味します。 

    複合長(MultiLength)
    上記に掲げた長さ、または 相対的な長さを意味します。相対的な長さは
    「n*」という形式で示し、この「n」は整数を指定します。
    複数の要素が表示可能空間を取り合う場合、ユーザエージェントは、ピ
    クセル及びパーセントで示された長さを先に割り当て、その残りを相対
    的な長さで分割します。
     相対指定されている区画は、分割可能な空間について、「*(アスタリ
    スク)」のついた整数の比率に従って分配を受けます。
     値が「*」の場合、これは「1*」に等しく、従って、ピクセル値とパー
    セント値を割り当て終えた残りが60ピクセルだったとして、1*、2*、3*
    という3つの相対指定がある場合、1* には10ピクセル、2* には20ピク
    セル、3* には30ピクセルが割り当てられます。

  7.URI(Uniform Resource Identifier)
    HTML3.2 までは URLという用語で示されてきましたが、正確には URIで
    あるため、現在では URIが一般化しつつあります。
     なお、URL、URNなどは URIのサブセットとして位置付けられています。

     注意しなければならないのは URIでは、大文字と小文字を厳格に区別
    します。「a」と「A」は異なるものとして解釈されます。

 ■要素タイプ
 HTMLの要素型は大きく分けて2つに分類されています。また、HTML4.01厳格仕
 様(Strict)では、要素タイプの使い方に厳しい決まりがあります。
  ここでは基本的に厳格私用を中心に説明しています。

  1.ブロックレベル要素
   HTMLの構造を示す要素型で、見出し、段落、リスト、表組などその利用目
   的に合わせて構造化します。
    ブロックレベル要素には他のブロックレベル要素を配置できない場合と
   複数のブロックレベル要素を配置できる性格を持った要素が存在しますの
   で、利用の際にはその規格書(リファレンス)を参考にしてください。

    一般的な視覚系ブラウザでは、ブロックレベル要素の前後に改行を持ち
   見出しや段落などでは1行分の余白を表示する場合もありますが、この表
   示方法は特に決められていません。
    ブラウザ銘柄による表示法に違いは、こうした背景があるということを
   覚えてください。

  2.インラインレベル要素
   普通の文字列と同じ扱いで、前後に空白や余白、改行などは持っておりま
   せん。インラインレベル要素は、基本的にブロックレベル要素の中で配置
   されなければなりません。直接body要素に配置することができないのです。

  3.その他の要素型
   ブロックレベル、インラインレベル要素型に属さない要素型があります。
   仕様書では、Flow & Headers に分類され、ヘッダ部にのみ利用する要素、
   あるいは、特定の親要素内で利用する要素などに区別されます。
   (非HTMLデータを記述する script、style要素も含まれます。)

 ■コメント
 コメントは、HTML文中に自由にどの場所にも記述することができます。ただし
 その記述法は決まっていますので、その書き方にしたがってコメントを記述し
 なくてはいけません。

  1.HTMLのコメント
    <!-- から --> までの間がコメントとなり、ユーザエージェントは、そ
    の間を無視し何も表示されることはありません。

  2.スタイルシートのコメント
    /* から */ までの間がコメントとなり、ユーザエージェントは、この間
    の記述を無視します。

  3.JavaScriptのコメント
    // とすると、その行のみコメントとして扱われ、改行するとコメントア
    ウトとなります。

◆まとめ
 ここに掲げた基本データ形式は、HTML作成時の最低限間も守らなければならな
い必要性について解説しました。ページ作成時に、正しいマークアップをする上
でも、必須の課題があります。
 HTTPや、ユーザエージェントの振る舞いについても、知らないよりも知ってい
たほうが、ページ作成に役立ちます。

 こうした前提に立って、正しいHTMLの作成を心がけるようにしましょう。

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◆CSS講座(第1回) スタイルシートとは?

 HTML3.2 が正式に勧告されて以来、スタイルシートという言葉が Web製作現場
ですっかり根を下ろし定着してきました。

 この講座で何度もお伝えしてきたとおり、本来HTMLとは、文書の構造を示すた
めのマークアップ言語であることを主体としています。それは、HTML自体が見栄
えを提供するためのものではない、ということでもあります。

 しかしながら、現在のように Webにおける普及と共に、見栄えという制作者側
の要求は実に重要になっています。HTML3.0 では、一部のタグや属性に見栄えを
提供するものが含まれていましたが、HTML4.0、HTML4.01 にバージョンを変える
たびにそうしたタグや属性を「非推奨」としました。

 HTMLとは、論理的な文書構造を表わす、ということを全面に押し出してきまし
た。これは制作環境の現場で、少なくない混乱をもたらしました。
 しかし、そうした混乱を一挙に解決したのがスタイルシートでした。

 ■スタイルシートと Webブラウザ
 1996年、W3C(World Wid Web Consortium) という Webに関連する技術的な標準
 化を決定する機関は、HTMLは文書の構造を、見栄えはスタイルシートを利用す
 るようにせよ、という新たな制作環境を提供しました。

  このスタイルシート(Cascading Style Sheet)は、W3Cの手によって策定さ
 れ、広く Webブラウザに実装するように求めていました。

  その頃、私たち一般的なユーザが利用する Webブラウザは、Netscape3.0 と
 MSIE3.0 という2つのブラウザがありました。
  MSIEでは、このバージョンからスタイルシートを実装していましたが、当時
 ブラウザシェアの大半を握っていた Netscape はまったく対応していませんで
 した。それが原因で、HTML3.2 では、スタイルシートの利用は一般的ではあり
 ませんでした。

  スタイルシートが一般化するようになったのは本当に最近のことです。その
 鍵を握ったのが「ブラウザ戦争」と呼ばれた Netscapeと MSIEのブラウザシュ
 ア争いでした。
  残念ながら(?) Netscapeは、Navigator 4.xバージョンで失敗し後退する
 ことになり、MSIEが勝ち残りました。
  MSIEのスタイルシート実装は常に進歩的で Windowsの普及と共にブラウザシ
 ェアの90%以上を獲得したのは記憶に新しいところです。

  最近の視覚系ブラウザのほとんどでスタイルシートを実装し、制作現場でス
 タイルシートを利用することが不可欠なくらいにまで普及しています。

 ■スタイルシートとは、
 HTMLで利用されるスタイルシートは Cascading Style Sheet(カスケーディン
 グ・スタイルシート:CSS)と呼ばれるものです。

  一般的にスタイルシートとは、ワープロソフトにみられるように、文字の装
 飾などに利用されています。例えば太字やイタリック体にしたいとき、簡単に
 ボタン操作で実現できます。色や大きさ、フォントの種類なども、ボタンをク
 リックするだけです。
  これらは、そのソフトウェアが実装しているスタイルシートによって可能に
 しています。つまり「視覚的なレイアウト効果」を期待することができる仕組
 みであることがお分かりいただけるでしょう。

  現在、スタイルシートはレベル1とレベル2までが正式に勧告され、その後
 レベル3の最終草案まで発表されています。
  スタイルシートはワープロソフトと同様に、色、大きさ、枠線、余白などと
 いった基本的な「見栄え」だけでなく、ユーザの操作に反応する、印刷や音声
 の出力法、点字デバイスなどもコントロールすることができます。

 ■スタイルシート未対応に関して
 ユーザエージェントのすべてでスタイルシートに対応しているわけではありま
 せん。特に非視覚系ブラウザといわれるソフトウェアのほとんどで、スタイル
 シートは実装していません。
  しかしスタイルシートとは、HTMLの基本的な文書構造から分離されているた
 め、スタイルシートに対応していないユーザエージェントに対して、何ら問題
 を発生させるものではありません。正しくマークアップされたHTML文書である
 ならば、スタイルシートがなくても、制作者側の提供するコンテンツ(情報)
 は、正しくレンダリングされるはずです。

  スタイルシートの実装は、細かい点でブラウザ銘柄の違いがあります。しか
 し基本的な仕様に関しては問題なく利用することができます。
  当講座では、そうした基本的な部分、より細部に渡る部分などを含めて、詳
 細なスタイルシートに関する仕様と利用方法について解説します。
  なお、W3Cが勧告しているスタイルシートには、CSS、XSL、XSLT などがあり
 ますが、この講座では、CSSを中心としています。

  次回より、実践的なスタイルシートの利用法などについて解説します。

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◆HTML、XHTML 属性の解説(第7回)--- dir

 テキスト(文字列)の表記方向を指定するときに利用します。

 ■dir属性  テキストの表記方法の指定
 DTD:    すべての文書型定義で利用可能
 属性値:  ltr(左から右へ:デフォルト値)、rtl(右から左へ)
 記述法: <p dir="rtl">ヘブライ語</p>
 関連要素: ほとんどの要素

 XHTMLの制限:特にありません。

 ほとんどの要素に利用できることから、「汎用属性」として分類されています。
 通常、テキストは左から右方向へと表示されます。(デフォルト値)
  ヘブライ語やアラビア語のように右から左へ表記する場合には、こうした属
 性を利用することで、比較的簡単に設定することが可能です。

  ほとんどの要素とはいえ、applet、base、basefont、br、frame、frameset、
 hr,iframe、param、script 等の要素には使えませんので注意してください。

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今回はここまで、ではでは・・
今週のおさらいは Webページにも掲載しましたので、是非見ておいてください。
Webページでは HTML文の実行結果のサンプルもあり、より分かりやすく説明して
います。あわせて過去の記事のおさらいも掲載しています。

 (今週のおさらい)
  http://www.scollabo.com/banban/magazine/review_080.html

 次回は、1月16日に配信を予定しています。

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質問・ご意見ははこちらまで→ banban@scollabo.com

 なお、ご質問の際には、あなたがお使いのOSや Webブラウザ、テキストエデ
ィタなど、なるべく分かりやすく制作環境を明記していただけると回答しやすく
なると思います。
 ただし、個人的な事由により返事が遅れることがあります。ご了承ください。
お急ぎの場合には、当サイト内の掲示板をご利用ください。きっと誰かが答えて
くれると思います。

発行者 ばんばん
協 力 スズキ・コラボレーション http://www.scollabo.com/
配信エンジン まぐまぐ http://www.mag2.com/  (ID 0000090196)

 誤字・脱字・変換ミス・表現欠乏などには、平にご容赦願います。

バックナンバー こちらで公開しています。
プレーンテキスト  http://www.scollabo.com/banban/magazine.html
各号のおさらい  http://www.scollabo.com/banban/magazine/
アーカイブ    http://www.scollabo.com/banban/daf/archive.html
まぐまぐの過去記事 http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000090196

配信の変更・中止はこちらです。
個別の手続きは受け付けていませんので、ご面倒でも各自でお願いできれば助か
ります。
当サイトにて http://www.scollabo.com/banban/magazine/top.html
まぐまぐにて http://www.mag2.com/m/0000090196.htm

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<えでぃた〜ず・る〜む>

 今年はうるう年で、4年に1回開催されるのが、オリンピックと米国大統領選
挙です。ついこの間、シドニー・オリンピックが開催されたばかりという気がし
て、4年という歳月の短さを感じます。

 子供の頃に感じていた1年という時間の長さと、今の自分が感じる1年の長さ
が大きく違うのは、きっとそれだけ年を食ったことと、あまりにも俗界に汚され
てしまったことかと痛感します。

 ダラダラと過ごすのではなく、何でもいいから1つだけ、満足するものができ
たら、少しは去年と違ってくるかもしれません。いい年の取り方をしたいものだ
と思う今日この頃です。

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最新更新日 2004/1/13
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