初心者のためのホームページ作り:第59号

                   毎週金曜日配信 What's New 2003/7/18
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       初心者のためのホームページ作り/Web for beginner
           http://www.scollabo.com/banban/

                <第59号>

            wfb-org@jcom.home.ne.jp
        (初心者のホームページ作り臨時制作委員会)

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 当講座は、初心者や中級者が正しい文法と作法を身につけて、プロ級の本格的
な Webページ作成に役立つことを目的に配信されております。

 当講座ではHTML4.01及び XHTML1.1 を中心とした文法が主体となっています。
なお、このマガジンは等幅フォントでお読みいただくと快適に読めるようになり
ます。

  今週のコンテンツ
      ■ JavaScript講座 第11回 --- プルダウンメニューを作る
   ■ コラム --- Java言語とアプレット
   ■ Microsoft Office System 2003 --- データの再利用

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◆教材のダウンロード

 今回は画像と外部スタイルシート、外部スクリプトファイルを教材として提供
しています。スクリプトや CSS、画像などは今回の講座で使用します。

 教材のダウンロード先
 http://www.scollabo.com/banban/daf/material.html

 教材はまとめて圧縮しておりますので、あなたの環境に適したファイルをお選
びください。なお、ダインロードしたファイル(全部で4つ)は、この講座で利
用するフォルダに移動してください。

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◆JavaScript講座

 今回は、リンクの代用としてプルダウンメニュー方式のスクリプトをいくつか
ご紹介します。非常に簡単なものから、かなり凝った作りのポップアップを作成
します。詳しい解説とともに、作ってみましょう。

 ■プルダウンメニュー その1
 (項目メニューを選ぶと自動的に、その URLに移動する)
  以下のスクリプトをヘッダ部に挿入し、メニュー項目を選ぶと、そのリンク
 先に自動的に移動するプルダウンメニューです。

   <script type="text/javascript">
   <!--
   function navi(myURL) {
     url = myURL.options[myURL.selectedIndex].value;
     if(url != "") {
       location.href = url;
      }
    }
    //-->
   </script>

 HTMLの記述
  <div>
 <select onChange="navi(this)">
    <option value=""> --- お選びください --- </option>
    <option value="http://www.yahoo.co.jp/">Yahoo!</option>
    <option value="http://www.goo.ne.jp/">Goo</option>
    <option value="http://www.google.com">Google</option>
    <option value="http://www.infoseek.co.jp">Infoseek</option>
    <option value="http://www.scollabo.com/banban/">HTML講座</option>
 </select>
  </div>

<解説>
<script type="text/javascript">
 従来のJavaScript構文を設定する場合には、<script language="JavaScript">
 というように記述していましたが、HTML4.01Strictでは非推奨扱いとなってい
 ます。現在では、スクリプトのMIMEタイプを記述することが標準です。
  MIMEタイプとは、Web上で流れるデータの形式をユーザエージェントに正しく
 伝えるためのメタデータです。

  ただし、古いブラウザとの互換性を保つために DTDをTransitionalとして、
 従来の記述法を採用する傾向があるのも、現状では致し方ないところです。
  また、ブラウザ側の初期値として、スクリプト言語が「JavaScript」となっ
 ている場合が多く、MIMEタイプを設定することなく動作することもありますが
 将来もそうであるとは限りません。

<!--
 JavaScript未対応、あるいはスクリプトの動作を「オフ」にしている環境に対
 する配慮として、コメントで囲みます。これによって、未対応ブラウザではス
 クリプトを無視します。コメントで囲まない場合には、ソースコードが表示さ
 れてしまう危険があります。
  なお、コメントアウトは、--> ではなく、//--> とします。

function navi(myURL) {
 関数を設定する制御文が function です。
  ここでは、navi と言う名前の関数が設定されています。引数にある myURL
 は、myURL という変数を実行させるものです。

url = myURL.options[myURL.selectedIndex].value;
 url という変数に、select構文の option要素内で設定された値(value)を代
 入します。
  optionsは、フォームの select要素で示されるメニュー項目を参照するため
 の、Elementオブジェクトのプロパティです。

if(url != "") { location.href = url; }
 もし、url変数に何も選択されない場合(!= がそれを示す)、どこにも移動し
 ません。そのための if構文です。この構文があると安全です。

 サンプル実行結果
 http://www.scollabo.com/banban/magazine/mmsample/sample_59-1.html


 ■メニュー項目を選んでボタンを押したら移動する
 上記のような select要素で設定されたメニュー項目を選んで、移動をするた
 めの「ボタン」をクリックしたら、その URLに移動するスクリプトです。
  非常に簡単です。別途スクリプトは作成しません。

 <form action="#" name="myForm">
  <div>
  <select name="navi">
    <option value=""> --- お選びください --- </option>
    <option value="http://www.yahoo.co.jp/">Yahoo!</option>
    <option value="http://www.goo.ne.jp/">Goo</option>
    <option value="http://www.google.com">Google</option>
    <option value="http://www.infoseek.co.jp">Infoseek</option>
    <option value="http://www.scollabo.com/banban/">HTML講座</option>
  </select>
    <input type="button" value="Go!" 
    onClick="location=document.myForm.navi.
    options[document.myForm.navi.selectedIndex].value">
   </div>
   </form>

<解説>
<form action="#" method="post">
 HTML4.01Strictでは、フォームを利用する場合、そのデータの送信先を指定す
 る action属性は必須項目です。
  しかし、ここではスクリプトを構成するためにフォームを利用しており、実
 際にデータはどこにも送信しません。そのための方便として action="#" とし
 ました。決して推奨できる記述ではないのですが・・・

<div> 〜 </div>
 form要素内で実際の入力フィールドを形成する場合、必ずブロックレベル要素
 中に配置しなければなりません。そのために、汎用的に利用できる div要素を
 使用して、select、input要素を配置しています。

<select name="navi">
 メニュー項目を利用する場合に用いられる要素で、スクリプトと連動するため
 に、name属性で "navi" としました。スクリプトはこの名前を利用します。

<option value=""> --- お選びください --- </option>
 メニュー項目を実現するためには、select要素内で option要素を配置します。
 この項目は幾つでも設定することができます。value属性に、メニューとなる
 値を設定します。
  終了タグは省略可能ですが、なるべく記述する癖をつけましょう。将来のた
 めです。

 <input type="button" value="Go!" onClick="location=document.myForm.navi.
 options[document.myForm.navi.selectedIndex].value">
 改行して記述していますが、実際には1行で書いてください。
  入力の形式をボタン型としています。onclick属性はイベントハンドラで、
 ボタンが押されたときに発生します。
  このイベントの値にはスクリプトが組まれており、メニュー項目で選択され
 た URLにリンクするようになっています。

 サンプル実行結果
 http://www.scollabo.com/banban/magazine/mmsample/sample_59-2.html


 ■メニュー項目で選んだ画像の表示
 今度はリンクではなく、選ばれた画像を表示するスクリプトです。
  同じように slect要素を利用してプルダウンメニューを作成します。

<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01//EN">
<html lang="ja">
<head>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=Shift_Jis">
<meta http-equiv="Content-Script-Type" content="text/javascript">
<title>画像を変えるメニュー項目</title>
<script type="text/javascript">
<!--
function changeImg(){
	numpic=document.myForm.imgchange.selectedIndex;
	if(numpic==0){
		document.myPic.src="images/sakura.jpg";
	}else if(numpic==1){
		document.myPic.src="images/niagara.jpg";
	}else if(numpic==2){
		document.myPic.src="images/hana.png";
  }
}
// -->
</script>
</head>

<body>
<form name="myForm" action="#">
<div>
<select name="imgchange">
<option>画像その1</option>
<option>画像その2</option>
<option>画像その3</option>
</select>
<input type="button" value="変更" onclick="changeImg()">
</div>
</form>
<p>
<img src="/sakura.jpg" width="250" height="180" name="myPic" 
alt="画像の変更"> <!-- 改行せずに記述 -->
</p>
<noscript>
<p>
ここでは、フォームメニューから画像を選んでボタンを押すと選ばれた画像を
表示するスクリプトを実行しています。
残念ながら、あなたのブラウザでは実行できません。申し訳ありません。
</p>
</noscript>

</body>
</html>

 サンプル実行結果
 http://www.scollabo.com/banban/magazine/mmsample/sample_59-3.html

 ■解説
 ここでは、if構文を利用してメニュー項目の画像を選択しています。
  なお、画像はお好きな画像を使っていただいてもかまいません。この構文で
 は、画像ファイルは同じフォルダにあるということが前提です。
  なお、ここでの画像は別の教材からダウンロードしてください。

  function changeImg()
 関数を設定します。関数名は、changeImg() になります。この関数名は、HTML
 構文の中で呼び出されます。

 numpic=document.myForm.imgchange.selectedIndex;
 myForm という名のフォームの中で選択したセレクトメニュー名 imgchange か
 ら選択されたメニュー項目を numpicという変数に代入しています。

 if(numpic==0){ document.myPic.src="sakura.jpg";
  選択されたメニュー項目が1番目の場合(コンピューターは 0を 1とする)に
 桜の写真画像が選ばれ表示します。

 else if(numpic==1){ document.myPic.src="niagara.jpg";
 もし〜ならば、という if〜else 構文で、選択された項目が1番ではなく、2
 番だった場合の処理を示しています。ここではナイアガラの写真が選ばれます。
  else if構文をもっとたくさん設定することが可能です。お試しください。

 <form name="myForm" action="#">
 フォームに名前をつけます。action属性で「#」の意味は、HTML4.01Strict で
 は、フォームを用いる場合、必ず action属性を記述しなければなりません。
 スクリプトによるフォームのデータは、どこにも送信するわけではないので、
 属性値に「#」として、データの送信を行いません。これは誤魔化しで、決し
 てお勧めできる技ではありません。

  <select name="imgchange">
 プルダウンメニューを作成します。この要素に名前をつけたのは、スクリプト
 で示されるメニュー項目に関連付けるためで、名前が一致しないとスクリプト
 の動作に悪影響が出ます。


 ■ポップアップメニュー
 今度は、リンクの文字にマウスカーソルが触れたら、関連するリンク先を示す
 ポップアップメニューを作成します。メニューは階層式になって、矢印が現れ
 た場合に、関連するメニューを表示します。

  スクリプトはかなり長文になりますので、スクリプトはダウンロードした外
 部ファイル(menu.js)を使います。

  ダウンロードしたファイルには、JavaScript、スタイルシート、画像ファイ
 ルなど、全部で4つのファイルがあります。それらのファイルは、HTML文書と
 同じフォルダに置いてください。

  そのスクリプトをHTML文に読み込んで、動作させて見ます。HTMLは以下のと
 おりです。

<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01//EN">
<html lang="ja">
<head>
<meta http-equiv="Content-type" content="text/html; charset=Shift_Jis">
<meta http-equiv="Content-Style-type" content="text/css">
<meta http-equiv="Content-Script-type" content="text/javascript">
<title>ポップアップ階層メニュー</title>
<link rel="stylesheet" type="text/css" href="sample.css">
<script type="text/javascript" src="menu.js"></script>
</head>

<body onload="startwindow()">
<p><strong>
<a href="#" onmouseover="Hopdiv(1,1,2)" 
    onmouseout="Hopdiv(0,0,0)">Start Here ▼</a>
</strong></p>
<p id="image">
<img src="back.jpg" width="600" height="400" alt="">
</p>

<div id="Hopup1_1" style="top:37;left:10;">
<table cellpadding="4" cellspacing="0" summary="MainMenu">
<tr><td><a href="#" onmouseover="Hopdiv(2,2,1)" 
    onmouseout="Hopdiv(2,2,0)">JavaScript講座</a></td>

    <td><img src="link.gif" width="9" height="11" alt=""></td></tr>
<tr><td><a href="#" onmouseover="Hopdiv(2,1,1)" 
    onmouseout="Hopdiv(2,1,0)">リンク集</a></td>

    <td><img src="link.gif" width="9" height="11" alt=""></td></tr>
<tr><td><a href="#" onmouseover="Hopdiv(2,3,1)" 
    onmouseout="Hopdiv(2,3,0)">メールマガジン</a></td>

    <td><img src="link.gif" width="9" height="11" alt=""></td></tr>
</table>
</div>

<div id="Hopup2_1">
<table border=0 cellpadding="4" cellspacing="0" summary="Sub Menu 1">
<tr><td><a href="#" onmouseover="Hopdiv(3,1,1)" 
    onmouseout="Hopdiv(3,1,0)">banban's Site</a></td>

    <td><img src="link.gif" width="9" height="11" alt=""></td></tr>
<tr><td><a href="#" onmouseover="Hopdiv(3,2,1)" 
    onmouseout="Hopdiv(3,1,0)">Serch LinkK</a></td>

    <td><img src="link.gif" width="9" height="11" alt=""></td></tr>
<tr><td><a href="#" onmouseover="Hopdiv(3,3,1)" 
    onmouseout="Hopdiv(3,1,0)">ソフトウェア</a></td>

    <td><img src="link.gif" width="9" height="11" alt=""></td></tr>
</table>
</div>

<div id="Hopup3_1">
<table border=0 cellpadding="4" cellspacing="0" summary="Sub Menu 2">
<tr><td><a href="http://www.scollabo.com/banban/ref/" 
    onmouseover="Hopdiv(4,1,1)" onmouseout="Hopdiv(4,1,0)">
    リファレンス</a></td>

    <td><img src="link.gif" width="9" height="11" alt=""></td></tr>

<tr><td colspan="2"><a href="http://www.scollabo.com/banban/lectur/">
    HTML基礎講座</a></td></tr>

<tr><td colspan="2"><a href="http://www.scollabo.com/banban/apply/">
    HTML応用講座</a></td></tr>

<tr><td colspan="2"><a href="http://www.scollabo.com/banban/senior/">
    XHTML講座</a></td></tr>

<tr><td colspan="2"><a href="http://www.scollabo.com/banban/">
    ホームページ</a></td></tr>
</table>
</div>

<div id="Hopup3_2">
<table cellpadding="4" cellspacing="0" summary="Sub Menu 3">
<tr><td><a href="http://www.yahoo.co.jp">Yahoo! Japan</a></td></tr>
<tr><td><a href="http://www.google.com">Google</a></td></tr>
<tr><td><a href="http://www.goo.ne.jp">Goo.ne.jp</a></td></tr>
<tr><td><a href="http://www.msn.co.jp">MSN</a></td></tr>
</table>
</div>

<div id="Hopup3_3">
<table border=0 cellpadding="4" cellspacing="0" summary="Sub Menu 4">
<tr><td><a href="http://www.forest.impress.co.jp/">窓の杜</a></td></tr>
<tr><td><a href="http://www.vector.co.jp/">ベクター</a></td></tr>
<tr><td><a href="http://takoz.page.ne.jp/">Mac Free Soft</a></td></tr>
<tr><td><a href="http://www.jdownload.com/filecenter/index.asp">
    世界のソフト</a></td></tr>
</table>
</div>

<div id="Hopup2_2">
<table border=0 cellpadding="4" cellspacing="0" summary="Sub Menu 6">
<tr><td><a 
    href="http://www.scollabo.com/banban/java/">
    JavaScript入門</a></td></tr>

<tr><td><a 
    href="http://www.scollabo.com/banban/jsindex/">
    JavaScriptリファレンス</a></td></tr>
</table>
</div>

<div id="Hopup2_3">
<table border=0 cellpadding="4" cellspacing="0" summary="Sub Menu 5">
<tr><td><a href="http://www.scollabo.com/banban/magazine/">
     今週のおさらい</a></td></tr>
<tr><td><a 
    href="http://www.scollabo.com/banban/magazine/magazine.html">
    バックナンバー</a></td></tr>
<tr><td><a href="http://www.mag2.com/m/0000090196.htm">
     配信の登録・解除</a></td></tr>
<tr><td><a href="http://www.mag2.com/">まぐまぐ</a></td></tr>
</table>
</div>

<div id="Hopup4_1">
<table border=0 cellpadding="4" cellspacing="0" summary="Sub Menu 7">
<tr><td><a 
    href="http://www.scollabo.com/banban/ref/">
  HTMLリファレンス</a></td></tr>
<tr><td><a href="http://www.scollabo.com/banban/ref/css.html">
    CSSリファレンス</a></td></tr>
</table>
</div>

</body>
</html>


 サンプル実行結果
 http://www.scollabo.com/banban/magazine/mmsample/sample_59-4.html

◆注意
 サンプルのHTMLは、マガジンの横幅制限や読みやすさのために改行や空白を多
用しています。そのためこのままコピーして利用した場合には、表示やスクリプ
トの動作に悪影響が出ます。
 コピーして利用する場合には、改行のバイオリズムや、余白の削除などを十分
に考慮した上でお使いください。

◆解説
 HTMLで設定したテーブル要素内のメニューはスタイルシートによって、非表示
にしています。メニューを表示させるイベントによって、初めてブラウザに表示
されます。
 すべての div要素は、あらかじめ非表示です。(display: none )

 外部スクリプトには、各行に説明がありますので参照してください。またリン
ク先や画像など、ご自分でアレンジして利用してください。
 (便宜上、リンク先に # を設定していますので、自由に変更してください。)

 スクリプトを読む場合には、テキストエディタの「開く」から読み込んで画面
に表示させるようにします。(スタイルシートも同様です)

 リンクに矢印がある場合に階層メニューが表示されます。階層メニューは全部
で4つで構成されています。階層メニューを表示させるときに、onmpuseover 属
性を利用して、マウスカーソルが触れるとメニューが表示されます。

 スクリプトは長文になっています。各関数の設定やブラウザ別の動作を保証す
るための設定がなされています。
 一応視覚系ブラウザのほとんどで動作できますが、Opera7.x では動かないと
思います。なお、Opera6.x では動作を確認しています。

◆まとめ
 サンプルでは、特にテキストによるリンクを表示していませんが、実際にスク
リプトを使ってプルダウンメニューを構成する場合には、JavaScriptが動作でき
ない環境を考慮して、別途テキストによるリンクを併記するように心がけてくだ
さい。JavaScriptを使うための最低限のマナーを考えましょう。

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◆ビギナーズ・コラム 〜 Java言語とアプレット

 Javaとは、Sun Microsystems社が開発したオブジェクト指向のプログラム開発
言語です。Java言語の最大の特徴は、プラットフォームに依存することなく実行
可能なアプリケーションを提供できるという、非常に優れた言語です。
 Javaと、JavaScriptとは似て非なるものとご理解ください。

 Write once, run anywhere.  (一度書けばどこでも動く)
 Sun Microsystems社は Java がプラットフォームに依存しないことを誇らし
く宣言した知るひとぞ知る有名な言葉です。

 最初に「Java」が注目を浴びたのは、「アプレット」と呼ばれる小さなプログ
ラムでした。アプレットはインターネットを通じて運ばれ、世界中のブラウザの
上で動作します。アプレットに対応したブラウザさえあれば、WindowsでもLinux
でも機種を超えて動作することができます。

 アプレットとは、Java言語で作成した Webブラウザ上で実行できるソフトウエ
ア・コンポーネントを指し、セキュリティ確保のため、クライアントのパソコン
上のファイルへのアクセスは制限されています。

 このようにJavaのプログラムは、たとえOSやハードウエアが違っていても同じ
プログラムが動作します。これは、「Java仮想マシン」と呼ばれる中立的な実行
環境をソフトウエアで提供することで可能にしています。

 マイクロソフト社の「Java仮想マシン」はマイクロソフト社独自の仕様となっ
ており、「Java」の名称や仕様について、Sun Microsystems社より訴訟を起こさ
れ、現在係争中です。

 Javaアプレットの長所と欠点は以下のとおりです。
 ・クライアント側だけで条件の判断や処理ができる。
 ・アプレットに対応していれば、プラットフォームを選ばない。
 ・プログラミング言語にJavaを採用している。
 ・Java仮想マシンを内部に持っていないと、アプレットが実行できない。
 ・Java言語を習得しなければいけない。(初心者には難解)
 ・仮想Javaマシンのバージョンによってアプレットの挙動が変わる。
 ・大きなプログラムの場合、ダウンロードに時間がかかる。

  Javaアプレットサンプルプログラム
  http://www.scollabo.com/banban/magazine/mmsample/apllet.html

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◆Microsoft Office System 2003

 「第55号」でお伝えした Office 2003 Beta2 の試用レポートの続報です。

 Office 2003では、Webとシームレスに連動するといわれ、なるほど Word 2003
などの作業ウィンドウ内で Webページが表示できます。ブラウザなんて要らない
んじゃないか、と思えるほどですが、実際には MSIE のエンジンを共用している
わけです。
 そのために、この Office 2003 をインストールする際には、MSIE5.5以上が必
須の要件となっています。

 ■Microsoft OneNote 2003
 この新しい Office 2003では、新たなアプリケーションがバンドルされていま
 す。今回はその中の1つ、OneNote というアプリケーションを取り上げます。

  インストールするとタスクバーに常駐し、どのような状態でも手早く起動さ
 せることができます。(私はタスクバー常駐が嫌いなのですが・・)
  このソフトは、特にタブレットPCを意識して作られているようです。

  簡単なメモなどを音声録音、ペン入力、マウスによる手書き、キーボード入
 力などをサポートし、図形や写真なども取り込むことができます。
  ここで入力されたメモなどは、他の Office アプリケーションに素早く取り
 込んで、データ作成の武器になります。

  特に音声録音では、視覚障害者にとっては福音となるでしょう。メモしたい
 情報を自動的に録音時刻を記録してデジタル録音し、その情報をデータベース
 化し、関連ファイルとセット表示されて、ワンクリックで再生可能になります。

  デジタル録音された内容をテキストに置き換えることも可能で、データ作成
 には大変な効率化が図れるでしょう。

 ■InfoPath
 今回のアップデートの目玉がこのアプリケーションです。
  例えば仕事で出張後、経理に提出す「る出張経費明細書」に、旅費や宿泊費
 などの細かな清算書を作ります。定型フォームなどの紙の伝票に書く場合もあ
 ります。
  経理はその伝票を元に経理システムに入力するわけです。ある会社ではエク
 セルやワードに入力して提出する場合もあるでしょう。どちらにしても経理は
 そのデータを経理システムに入力しなければなりません。

  こうした定型フォームを XML化することで、データの再利用が行える特長を
 この「InfoPath」は実現しています。InfoPathで生成された電子データを、経
 理は出金伝票、勘定元帳などデータインポートに再利用して使うことができ、
 事務作業の生産性を飛躍的に高めることができるということです。

  フォームは、あらかじめ用意されているテンプレートのほかに、ユーザが自
 由にレイアウトやテンプレートを作成することができます。
  個々のユーザは、InfoPathで生成されたデータを表計算、ワープロ、データ
 ベース、Webブラウザなどに転用することも可能です。まさに XMLの特徴です。

 InfoPathは、大きく以下の3つの機能を備えています。
  ・フォームの作成機能
  ・フォームの入力機能
  ・作成されたデータを操作する機能

  データは、閲覧や印刷などを制限するための権限(パーミッション)を与え
 ることが可能で、特に、サーバにデータを格納する場合のセキュリティにも寄
 与しています。
 (ただしサーバが、Windows 2003 Server が必要かどうかは検証していません)

 ■データの再利用とシームレス環境
 このように、OneNote、Infopath に見られるよう、Office 2003 はデータを再
 利用できるために XMLを全面的に採用し、他のアプリケーションに左右されな
 いシームレス(継ぎ目のないこと、つまりどのアプリでも利用できること)環
 境を企業の業務に持ち込もうとしています。

  ただ懸念されるのは、一般の事務員が XMLを理解して XMLデータを構築する
 までのトレーニングをどのように現実的に行うのかなど疑問点もあります。

  XMLは決してやさしいマークアップ言語ではありません。タグや属性の機能や
 仕組みを記述するスキーム文書は初心者が簡単に作成できるものではありませ
 ん。この点は、今後の課題といえるでしょう。

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今回はここまで、ではでは・・
今週のおさらいは Webページにも掲載しましたので、是非見ておいてください。
Webページでは HTML文の実行結果のサンプルもあり、より分かりやすく説明して
います。あわせて過去の記事のおさらいも掲載しています。

 (今週のおさらい)
 http://www.scollabo.com/banban/magazine/review_059.html

 次回は、7月18日に配信を予定しています。

 次回の予定しているコンテンツ(変更する場合があります)
      ■ Webデザイン 第8回 --- アクセスログの利用
   ■ HTML講座  第8回 --- リンクとパス
   ■ XHTML講座 最終回 --- XHTML2.0概要
    ■ タグの解説

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質問・ご意見ははこちらまで→ wfb-org@jcom.home.ne.jp

 なお、ご質問の際には、あなたがお使いのOS、ブラウザ、テキストエディタな
ど、なるべく分かりやすく制作環境を明記していただけると回答しやすくなると
思います。
 ただし、個人的な事由により返事が遅れることがあります。ご了承ください。
お急ぎの場合には、当サイト内の掲示板をご利用ください。きっと誰かが答えて
くれると思います。

発行者 ばんばん、初心者のためのホームページ作り臨時制作委員会
協 力 スズキ・コラボレーション http://www.scollabo.com/
配信エンジン まぐまぐ http://www.mag2.com/  (ID 0000090196)

誤字・脱字・変換ミス・表現欠乏などには平にご容赦願います。なお、マガジン
のすべての記述に誤りや重大なスペルミスがある場合、叱咤と罵声と共に私まで
突きつけていただくと幸いに思います。

バックナンバー こちらで公開しています。
プレーンテキスト  http://www.scollabo.com/banban/magazine.html
各号のおさらい  http://www.scollabo.com/banban/magazine/
アーカイブ    http://www.scollabo.com/banban/daf/archive.html
講座教材     http://www.scollabo.com/banban/daf/material.html
まぐまぐの過去記事 http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000090196

配信の変更・中止はこちらです。
個別の手続きは受け付けていませんので、ご面倒でも各自でお願いできれば助か
ります。
当サイトにて http://www.scollabo.com/banban/magazine/top.html
まぐまぐにて http://www.mag2.com/m/0000090196.htm

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<編集後記>

 ばんばん氏の治療が進んでいます。抜糸が終わり、今は一般病棟に移され、昨
日久しぶりに面会できました。
 頭部の手術ということだったので、すっかり丸坊主にされてしまいましたが少
しだけ髪が伸びていました。手術の後が痛々しく見えます。

 丸1ヶ月間歩いていないためか、両足が細って筋力が著しく減退し、来週から
のリハビリテーションが懸念されます。まだ満足にしゃべることもできない状態
なので、面会は数分に限定されています。
 しかし、こちらからの問いにはすべて理解できるようなので安心しました。今
後は本人の強い意志を期待し、きついリハビリをこなし1日も早い社会復帰を祈
るばかりです。

 彼には、類い稀なガッツとバイタリティを持っています。その昔レースをやっ
ていた頃、バイトで働いたお金は全部レースにつぎ込んでいました。いつも腹を
空かせインスタントラーメンだけで生活して、シリンダーやピストンを大事そう
に磨いていました。
 ご存知かもしれませんが、レースはもの凄くお金がかかるスポーツです。我々
貧乏人には絶対できないことです。しかし彼は、誰の援助も受けず必死になって
頑張っていました。メーカーチームを相手に堂々と戦っていました。

 そんな激しい闘志を持つ彼が、病気なんかに負けるはずがありません。必ず元
気になって、委員会からメールマガジンを取り上げるでしょう。その日が来るこ
とを、全員で信じ待っています。
 (あいつは負けることが誰より嫌いな性格の男です。)

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