初心者のためのホームページ作り:第6号

                  毎週金曜日配信 What's New 2002/6/21
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            初心者のためのホームページ作り
            http://www.scollabo.com/banban/
                <第6号>

  誰でもすぐ分かるHTMLタグを丁寧に解説しながら勉強していく講座です。
    講座をすすめる中で分からない点があったらメールください。

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 この講座はタグを覚えてテキストエディタだけでホームページを作るという、
どちらかというとやや専門的な作業が中心になります。各種の専用のオーサリン
グソフトとは一線を画して、思い通りのプロ並みのHPを作ることが出来ます。

 時には専門的で難解な言葉も出てきますが、なるべく初心者にも分かりやすく
解説していきます。どうぞ、気軽な気持ちでお付き合いください。

 当講座ではHTML4.01を中心とした文法が主体となっています。なお、このマガ
ジンは等幅・等長フォントでお読みください。

 今週の課題■フォントのコントロール (今回は読み応えがあります)
       font-size  font-family  font-weight  font-style その他

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◆Webページにおけるフォントの扱い

Webページにおける フォントの扱いには、多くの制作者の悩むところです。ペー
ジを閲覧する人たちがどのようなフォントでどのくらいの大きさで使っているか
を知るすべはありません。スタイルシートでフォントの設定をしたところで、そ
れに適応するものを持っていなかったら絵に描いた餅です。 

 Webページのデザインに深く関わるフォントのコントロールは非常に困難である
といわざるを得ません。しかし、だからといって何もしないわけにはいかないの
も現実です。

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◆Web上でフォントをコントロールする・・フォントの大きさ(font-size属性)

簡単に7つの大きさを指定してみましょう、
 HTML4.01では<font>タグは非推奨とされており廃止予定になっていますので、
当講座では、使用しません。これについては詳しく後述してあります。

基本的な大きさとして下記の7つがあります。
xx-large、x-large、large、medium、small、x-small、xx-small

また、フォントサイズを現在の大きさから、largerなら1段大きく、smaller な
ら1段小さくさせることもできます。

●Tips
主なブラウザでは、デフォルト(初期設定値)のフォントサイズと同じ大きさに
なるのは、small となっています。しかし、標準規格においては medium がデフ
ォルトのフォントサイズであるとされており、実際に Netscape6.0ではこれに従
い、small ではなく midium がデフォルトサイズと同じになります。

 では、HTML文書を作って確かめましょう。
テキストエディタを立ち上げて下記のようにタイプしてHTML文書を作成します。

<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01//EN">
<html lang="ja">
<head>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=SHIFT_JIS">
<meta http-equiv="Content-Style-Type" content="text/css">
<title>フォントの大きさ1</title>
<style type="text/css">
<!--
p.test1 { font-size: xx-large }
p.test2 { font-size: x-large }
p.test3 { font-size: large }
p.test4 { font-size: medium }
p.test5 { font-size: small }
p.test6 { font-size: x-small }
p.test7 { font-size: xx-small }
span.lg { font-size: larger }
span.sm { font-size: smaller }
-->
</style>
</head>

<body>
<p class="test1">xx-large</p>
<p class="test2">x-large</p>
<p class="test3">large</p>
<p class="test4">medium</p>
<p class="test5">small</p>
<p class="test6">x-small</p>
<p class="test7">xx-small</p>
<p class="test4">初心者の<span class="lg">ため</span>の
<span class="sm">ホームページ作り</span></p>

</body>
</html>

入力が終わったらHTML文書として保存します。小文字で
test_03.html と拡張子 .htmlを忘れないようにしてください。
保存できたら HTML文書test_03.html をダブルクリックしてブラウザを立ち上げ
ます。それぞれの文字の大きさが表示されているはずです。

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◆Web上でフォントをコントロールする・・フォントの大きさ(font-size属性)

スタイルシートでフォントの大きさをコントロールする方法は他にもあります。
むしろ前項よりもこちらのほうが緻密に設定できます。

スタイルシートにおけるフォントの大きさの単位
mm、cm、in、pt、pc、px、em、ex、% などがあります。詳しく説明しますと、
………………………………………………………………………………………………
mm ミリメートル 文字通りフォントの大きさをミリメートルの正方形に表しま
  す。10mmは当然1cm(センチ)になります。
cm センチメートル
in インチ 1インチは約25mmになります。(かなり大きい!)
pt ポイント フォントサイズを示す一般的な単位です。
pc パイカ 1パイカは12ポイントになります。

これら、mm、cm、in、pt、pc はユーザ環境に左右されない「絶対値」による指
定になりますが、厳密に言うとやはりユーザ環境の影響はあります。

………………………………………………………………………………………………
px ピクセル単位
em 大文字のMの高さを基準に示す単位です。
ex 小文字のxの高さを基準にした文字の大きさです。
%  パーセント

 これらはユーザ環境の画面サイズに合わせて「相対的」に変化させる単位です。
ピクセルの場合、1文字20pxとした時に、ユーザの画面が 800X600のサイズでは
横に40文字分、縦に30文字分のサイズになります。

 em、exの場合は、親要素の大きさによってサイズが決定されます。もし親要素
が、12ptの場合、1emでは12pt、1.5emでは18ptとなります。

 % については、属性によって何に対する割合かは異なりますが、多くの場合は
親要素を基準とした割合になります。

 詳しくは、実際の見本をサイトに並べましたので参照してください。
 Tips:FONT http://www.scollabo.com/banban/lectur/ht9.html#f-size

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それでは実際に試してみましょう。
テキストエディタを立ち上げて下記のようにタイプして、HTML文書を作成します。

<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01//EN">
<html lang="ja">
<head>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=SHIFT_JIS">
<meta http-equiv="Content-Style-Type" content="text/css">
<title>フォントの大きさ2</title>
<style type="text/css">
<!--
body     { background-color: #fff; 
      font-size: 12pt; 
           color: #000 }
p.test1 { font-size: 8mm }
p.test2 { font-size: 1cm }
p.test3 { font-size: 1in }
p.test4 { font-size: 16pt}
p.test5 { font-size: 1pc }
p.test6 { font-size: 16px }
p.test7 { font-size: 1em }
p.test8 { font-size: 1ex }
p.test9 { font-size: 150% }

-->
</style>
</head>

<body>
<p class="test1">フォントサイズは8mm</p>
<p class="test2">フォントサイズは1cm</p>
<p class="test3">フォントサイズは1in</p>
<p class="test4">フォントサイズは16pt</p>
<p class="test5">フォントサイズは1pc</p>
<p class="test6">フォントサイズは16px</p>
<p class="test7">フォントサイズは1em</p>
<p class="test8">フォントサイズは1ex</p>
<p class="test9">フォントサイズは150%</p>
</body>
</html>

入力が終わったらHTML文書として保存します。小文字で
test_04.html と拡張子 .htmlを忘れないようにしてください。
保存できたら HTML文書test_04.html をダブルクリックしてブラウザを立ち上げ
ます。

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◆解説

 ここでのbody要素で、フォントサイズを12ポイントとしました。これは親要素
として設定したもので、em、ex、% で相対的に大きさを決める元のサイズになり
ます。もし、これを設定しなかった場合は、ブラウザのデフォルト(初期値)の
大きさになります。
 通常ブラウザのデフォルトの設定は、各ユーザがそれぞれ行っていると思いま
す。
(まったくいじらない人もいますけど、別に問題ありません)

 上記のHTML文書をブラウザで表示したフォントの大きさが、あなたの環境での
それぞれの大きさになります。この大きさは決して絶対的なものではありません。
 例えば「絶対値」であるポイントやミリ、センチでもユーザの画面の大きさや
ブラウザの設定に依存します。

 また、ピクセルやemでも、同じように画面の大きさやブラウザに依存してしま
うのが実情です。また、OSの違いによっても大きさが異なってきます。
 実際、どの単位でどれくらいの大きさに設定するのか、非常に難しいのが本音
です。もしかしたら設定しない方がいいかもしれません。何とも厄介なのがフォ
ントの設定です。

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◆Web上でフォントをコントロールする・・フォントの種類(font-family属性)

 フォントの書体も設定することができますが、これも「絶対的」なものはあり
ません。デザイン上、どうしても文字の種類を決めたくても、それを見るユーザ
側で、同じフォントを持っていなければ表示されません。

とりあえず、フォントの種類の設定をしてみましょう。
 なお、使用するフォントはマイクロソフト社製の Web用フォントです。
Windows 及び Macintoshでは、OSのバージョンによっては、あらかじめインス
トールされていますが、無い場合、下記のフォントのインストールがマイクロソ
フトのサイトから無料でダウンロードできます。

Free downlaods-True-Type core fonts for Web
http://www.microsoft.com/typography/fontpack/default.htm

テキストエディタで、新たにHTML文書を作成します。下記のようにタイプしてく
ださい。

<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01//EN">
<html lang="ja">
<head>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=SHIFT_JIS">
<meta http-equiv="Content-Style-Type" content="text/css">
<title>フォントの種類</title>
<style type="text/css">
<!--
body    { background-color: #fff; 
          color: #000 }
p       { font-size: 12pt }
p.test1 { font-family: "Times New Roman" }
p.test2 { font-family: Verdana }
p.test3 { font-family: Impact }
p.test4 { font-family: "Cosmic Sans MS" }
p.test5 { font-family: "Andale Mono" }
p.test6 { font-family: "Courier New" }
p.test7 { font-family: "MS ゴシック",Osaka,sans-serif }
-->
</style>
</head>

<body>
<p class="test1">Times New Roman</p>
<p class="test2">Verdana</p>
<p class="test3">Impact</p>
<p class="test4">Cosmic Sans MS</p>
<p class="test5">Andale Mono</p>
<p class="test6">Courier New</p>
<p class="test7">日本語</p>
</body>
</html>

注:入力に際して、「MS ゴシック」の間のスペースは半角スペースです。
MSは全角英字です。

入力が終わったらHTML文書として保存します。半角小文字で
test_05.html と拡張子 .htmlを忘れないようにしてください。
保存できたら HTML文書test_05.html をダブルクリックしてブラウザを立ち上げ
ます。それぞれ設定したフォントの種類が表示されているハズです。

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◆解説

 フォントの種類を指定するには font-family 属性を使います。フォントの種
類を複数用いる場合は 「 , 」カンマで区切って記述します。

 またフォント名に空白がある場合、例えば「Times New Roman」や「MS ゴシ
ック」のようなものはダブルコーテーションで囲む必要があります。これがない
と、ブラウザ側で判断できない場合もあります。

 上記英文のフォント名は Windows と Macintshで共通して表示できますが、残
念ながら日本語に共通するフォントは、今のところありません。

p.test7 { font-family: "MS ゴシック",Osaka,sans-serif }
この記述は、ブラウザが持つフォント名が左から参照され、適したものが選ばれ
ます。
 MS ゴシック=Windows用
 Osaka = Macintosh用
 sans-serif = どちらもない場合、ゴシック体のフォントが選ばれます。

その他に、
 serif = 明朝系フォント
 monospace = 固定ピッチフォント(等幅フォント)があります。

デザインを優先するあまり、フォント名を固定して使うことは危険です。どうし
てもそのフォントでなければならない場合、画像にして使用する以外はありませ
ん。世界中にはどれだけのフォントがあるのか分かりません。(今分かっている
だけで 114種ともいわれている)

 Web は世界で利用できる情報発信の手段ですが、私たち漢字文化を持つ日本語
は極めてマイナーなフォントであることには違いありません。
 フォント名を指定する場合は、serif、あるいはsans-serif を付け加えていた
方が安全です。

p  { font-size: 12pt }
この記述は、p要素すべてに対して、フォントサイズをあらかじめ12ポイントと
設定しました。そのため、pで囲った各フォントの大きさがすべて、12ポイント
になっています。フォントサイズを変えるには、

p  { font-size: ○△ }
○と△に数値と単位を入れます。

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◆Web上でフォントをコントロールする・・フォントの装飾

 フォントを装飾して字体をコントロールします。フォントを太字にするタグ 
<b>タグや、イタリック体にする <i>タグがありますが、これらのタグは物理タ
グなので、使わないほうがいいといわれています。

それでもHTML4.01Strictなのは何故?(物理タグについては後述してあります)

 フォントの装飾として、タグとスタイルシートよる記述をします。

<strong>〜</strong> 太字になります。
<em>〜</em> 強調文字になります。(ブラウザによっては斜体になります)
<span style="font-weight:bold">〜</span> 太字になります。
<span style="font-style:italic">〜</span> 斜体になります。

さっそくHTML文書を作ってみましょう。
テキストエディタで下記のようにタイプしてください。

<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01//EN">
<html lang="ja">
<head>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=SHIFT_JIS">
<meta http-equiv="Content-Style-Type" content="text/css">
<title>フォントの字体</title>
<style type="text/css">
<!--
body    { background-color: #fff; 
          color: #000
          font-size: 12pt }
p#test1 { font-weight: bold }
p#test2  { font-style: italic }
-->
</style>
</head>

<body>
<strong>これは太字です</strong>
<p id="test1">これも太字です</p>
<em>強調文字です</em>
<p id="test2">イタリック体です</p>

</body>
</html>

入力が終わったらHTML文書として保存します。半角小文字で
test_06.html と拡張子 .htmlを忘れないようにしてください。
保存できたら HTML文書test_06.html をダブルクリックしてブラウザを立ち上げ
ます。それぞれ設定したフォントの字体が表示されているハズです。

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◆解説

今回はスタイルシートにID属性を記述しました。
p#test1 { font-weight: bold }
p#test2 { font-style: italic }  要素#固有名(拡張子) { ……… }

要素名に「#」を付けて test1、test2 というように「#」の後は「拡張子」にな
ります。これはID属性に識別のために固有の名前をつけます。
 ID属性の特徴として、同一ページに同一の拡張子は1回しか使えないことです。
覚えておいて損はないと思います。
 ID属性は、base、head、html、meta、script、style、title を除くす
べての要素で使うことができます。

 これがクラス属性ですと話が違います。

p.test1 { font-weight: bold }  つまり、要素名.クラス名 { ……… }
となり、このスタイルシートは何度でも文書中で使えます。

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◆何故、フォントの設定は難しいのか?

 フォントの大きさの設定については、色々論議があるようです。Windows環境
と Macintosh ではデフォルトの大きさが異なり、一概に共通の大きさを決められ
ない要因があります。

 画面に表示される文字の大きさは、マシンに設定されている画面解像度に基づ
いています。その単位は、dpi(ドット・パー・インチ)、またはppi(ピクセル
・パー・インチ)という単位を用います。これらは、1インチの長さにいくつド
ット(ピクセル)が収まるかを表しています。

 Macintosh や、多くのDTP用ソフトウェアがサポートする基本的な画面解像
度は 72dpi(1インチ当たり72ドット)という単位に基づいて画面表示を行って
いますが、Windowsでは、96dpiという解像度を基にしています。

 したがって、フォントサイズの指定によく用いられる「pt=ポイント」という
単位は、1pt=72分の1インチなので、Macintosh ではそのまま1pt=1ドットと
いう計算になりますが、Windowsでは1pt の表示のため画面上(96÷72=)1.33
ドット分が必要になります。

 このことにより、例えば、18ptを指定した文字の高さは、Macintoshの画面上で
は18ドットの高さになりますが、Windows の画面ではその1.33倍の、24ドット分
の高さで表示されます。この差は文字サイズが大きくなるにつれ広がってしまい
ます。

 最近でこそブラウザの解像度が両方とも、96dpi になっていますが、少し前ま
では、Macintoshが72dpiで設定されていますので、これらのブラウザに対する配
慮が必要になってきます。アメリカはともかく、日本では Macintoshユーザは15
%以上といわれています。

 フォントの大きさを設定する上で、決して制作者自身のモニター画面では決め
られないものがあります。最近のノートパソコンの普及に伴い、画面サイズがま
ちまちになっています。このへんもフォントの大きさを決定する上での難しさに
なっています。

◆Macintoshの場合

 OsakaやHelveticaなどのMacintosh専用のフォントは主に、9、10、12、14、18、
24px(またはpt)という段階別でビットマップデータを持っていますので、なる
べくそれらのサイズからフォントサイズを選ぶようにするといいでしょう。
 それ以外のフォントサイズを指定すると、表示の際にジャギー(ギザギザ)が
発生する恐れがあります。

 なお、MacOS 8.5 以降では、OSの「アピアランス」コントロールパネルで、フ
ォントの設定を、「なめらかな文字で表示する」がオンになっている場合は、ブ
ラウザ上のテキストについてもアンチエイリアス処理(ジャギーを消す)が自動
的に施され、輪郭のスムースなテキスト表示が行うことができますので、お試し
ください。

 この設定は通常、初期値として12pt以上の文字について処理をオンにする設定
になっていますが、ユーザによってはオフにされていたり、変更されている可能
性があります。また、 Web制作者側から、この設定をコントロールすることはで
きません。

◆<font>タグの使用について

 <font>タグはHTML3.2 まで利用されてきた便利なタグです。ただし、文字の大
きさは7段階までしかなく、細かな設定ができない欠点があります。
 それでもフォントの大きさや種類を簡単にコントロールすることができます。
このタグなしでの Webページデザインは考えられませんでした。私も当たり前の
ようにこれを使い続けたものでしたが、ある日突然(正確には1997年12月)、
<font>タグは使わないようにしましょう、と勧告されました。

 それは、HTML4.0 以降の W3Cの規格では<font>タグは過去のもの、これから先
は使わないことが望ましい、将来的な規格に含まれない、とされたのです。
 非推奨の原因は、<font>タグが物理タグであるということです。物理タグとい
うのは、ユーザのハード環境に依存してしまう性格があり、HTMLの文書を論理的
な構造とする精神から外れてしまうということから、このタグを使うのを控える
ように勧告されています。

 また、インターネット愛好家には、ブラウザに自分の独特のスタイルシートを
利用している人たちがいます。その時に、<font>タグは、ユーザースタイルシー
トとの親和性が無く、画面がメチャクチャになる危険性があります。<font>タグ
はスタイルシートによるマークアップができないのです。つまり、融通が利かな
いのです。
(ユーザースタイルシートはIE4.0以上、NS6.0以上から利用できます。このユー
ザースタイルシートはあらかじめ自分でスタイルシートを作ってブラウザに設定
するものです。詳しくは対応するブラウザの設定項目を見てください。)

 もちろん現在のブラウザでもこのタグはサポートされていますが、正統派を目
指すうえで、あえてこのタグの使用方法は掲載いたしません。ご理解ください。

◆Tips

 正確には、「スタイルシートを使う」ということだけでなく、HTMLでコンテク
スト(見出しや段落などの構造)を記述するタグ付けを行い、そのタグに対して
スタイルシートを使うことが求められています。

 コンテクストの記述と、ビジュアルデザインの記述を分離することで、HTMLソ
ースの2次利用や、アクセシビリティの向上を目指しているというわけです。
 ただし、コンテクストを記述するタグの種類が少ないため、<div> や <span>
タグの利用が認められています。らしい・・

◆フォントの取り扱い

 文字を扱わないページならまったく問題ないのですが、情報を発信する上で、
それはできない相談です。どうしてもテキストが必要になります。

 フォントの扱いについては、ずっと悩みの種です。どのような大きさ、どんな
種類のフォントであれば、万人に同じような表示ができるかは、制作者にとって
永遠のテーマかもしれません。

 私個人では、いろんな種類のOS、ブラウザ、モニターを用意して、その中で最
大公約数を選んで、フォントのサイズを決定していますが今もって不満足です。
現在はピクセルとポイントを利用して適所に配置していますが、もし、皆様がサ
イトを訪れて、不適切な表示であれば御一報していただけると幸いですし、その
こともマガジンでお伝えできると思います。
 フォントはふぉんとうに難しい!(シャレてる場合か!?)

 フォントに関することは、WindowsとMacintoshなど環境によって、違いが起き
ます。同じ環境でもブラウザによっても違いが起きます。これらについては、紙
面の関係でお伝えできませんでしたので、別の機会で解説していきたいと思って
おります。
 また、スモールキャップの設定や、ルビのつけ方などもまたの機会に、あらた
めて解説します。

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◆今週のポイント

フォントの大きさを指定する  font-size:値(medium とか small など)
 フォントの大きさを指定する属性で、各種の値を用います。

フォントの大きさを指定する  font-size:数値+単位(16px とか12pt,%,em)
 フォントの大きさを指定する属性で、各種の単位を用いて細かく設定します。

フォントの色を指定する    color: 色コード(#000000 とか #ff0000)
 色については次回、しっかりと勉強します。

フォントの種類を指定する   font:family:フォント名(ゴシック系とか)
 Windowsの持っている日本語フォントとして、MS ゴシック、MS 明朝等
 Macintoshの持っている日本語フォントとして、Osaka、細明朝体、平成明朝等

フォントを装飾する      font-style:字体(italic とか oblique)
 italic も oblique も斜体を表します。

太字に設定する        font-weight:太字の設定(bold、100〜900)
 通常は、bold を指定します。そのほかに、100〜900まで、100 単位で設定し
 ますが、これらを細かく表示するブラウザが今のところありません。

 <strong>〜</strong> 太字にする <b>は物理タグなのでこちらを使います。
 <em>〜</em> 強調文字にする ほとんどのブラウザでは斜体で表示します。

今回はここまで、ではでは・・
今週のおさらいはWebページにも掲載しましたので、是非見ておいてください。
Webページは画像が使えるので、より分かりやすく説明しています。あわせて
過去の記事のおさらいも掲載しています。

  (今週のおさらい)
   http://www.scollabo.com/banban/magazine/backnm_006.html

次回は、Webで扱う色について詳しく解説します。
今後の予定(順不同)
画像、アンカー、リスト、テーブル、フォーム、フレーム、Java Script、FTP等

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質問・ご意見ははこちらまで→ banban@scollabo.com
なお、ご質問の際には、お使いのOS、通常使っているブラウザ、また他に持って
いるブラウザ、使っているテキストエディタなど、なるべく分かりやすく制作環
境を明記していただけると回答しやすくなると思います。

発行者 ばんばん
協 力 スズキ・コラボレーション http://www.scollabo.com/
配信エンジン まぐまぐ http://www.mag2.com/  (ID 0000090196)

バックナンバー こちらで公開しています。
プレーンテキスト  http://www.scollabo.com/banban/magazine/magazine.html
各号のおさらい  http://www.scollabo.com/banban/magazine/
まぐまぐの過去記事 http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000090196

配信の変更・中止はこちらです。個別の手続きは受け付けていませんので、ご面
倒でも各自でお願いします。
当サイトにて http://www.scollabo.com/banban/magazine/magazine.html
まぐまぐにて http://www.mag2.com/m/0000090196.htm

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◆米MSがMac対応ブラウザ最新版「IE 5.2 for Mac OS X」を発表

米Microsoftが米国時間6月17日に、米Apple Computerの「Mac OS X」に対応した
ブラウザの最新版「Internet Explorer 5.2 for Mac OS X」を発表しました。

 Mac OS Xのテキスト・スムージング機能「Quartz」を利用することにより、読
みやすさの向上を図ったというものですが、詳細は不明です。

 各種のバグフィックスされているかどうかも不明です。残念ながら 私のMacは
Mac OS8.6 で、インストールができず、そのため詳細をお伝えすることができま
せん。なお、日本語版は、少し遅れて発表されるようです。

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<えでぃた〜ず・るーむ>

 W杯サッカーで、日本が負けてしまいましたね。にわか応援団として、何とな
くその後のW杯に夢が覚めたようで興味がわいてきません。こんなことを言った
らサッカーファンに怒られそうですが、私に中でのW杯は日本チーム中心でした
から、どうにも気が抜けてガックリきています。
 この際、共催国である韓国チームには頑張ってもらって、アジア代表として、
ぜひとも決勝まで勝ち上がってくれるといいんですが。

 それにしても、日本チームは頑張りました。心からのお礼と拍手を。4年後の
ドイツ大会が楽しみになってきましたね。がんばれニッポン、チャチャチャ!

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◆著作権について

個人がご自分のPCに保存して利用する以外の記事の転載、引用は基本的に応じ
ておりません。記事中のすべての内容についての著作権は放棄していません。
無断で使用することを固く禁じます。

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