文書の論理的構造

HTMLを代表とするマークアップ言語のすべてで、視覚的なレイアウトを記述するのではなく、基本的にその構造が論理的に記述されていることが求められます。

goo国語辞典によると、「論理」とは

このように述べられています。では、HTML作成における論理的な構造とは何を意味するのでしょうか?

論理的な構造とは?
例えば、以下の構文を見てみましょう。
<body>
<font size="6">文書の論理構造</font><br>
<font size="3">マークアップの基本は文書の論理構造にある</font>
</body>
この構文は、単にフォントの大きさを変化させただけの文字列 (テキスト) に過ぎません。一般的なグラフィカル・ブラウザでは「見出し」と「段落」のように見えますが、そう見えるだけであって決して見出しや段落が形成しているわけではありません。
これを音声や点字、あるいはテキストのみを中心とした非視覚系ブラウザでレンダリングした場合、文字サイズは無視されてしまいます。つまり作者の意図とは異なり、見出しや段落として判断してくれません。
一般的な新聞や書籍では、各記事の冒頭に見出しがあり、その見出しに対する段落があります。読者は見出しを中心としてナナメ読み (いわゆる読み飛ばし) をしながら、自分にとって興味のある記事や内容を読むことになります。
このように、「見出し」や「段落」は文書全体の構造を提供します。世の中のあらゆる文書がそうであるように、コンテンツ (内容) には、こうした見出しや段落、リストや表などといった構造の中で配置されているということがお分かりでしょう。
上記のサンプル構文を構造的に記述すると、以下のとおりとなります。
<body>
<h1>文書の論理構造</h1>
<p>マークアップの基本は文書の論理構造にある</p>
</body>
論理構造の必要性
Webページを閲覧する場合のソフトウェアが、必ずしもグラフィカルなインターフェイスを持っているとは限りません。ユーザエージェント (各種ブラウザやプロキシ、あるいは検索サーチロボットなど)と呼ばれるソフトウェアに対し、正確に情報を伝えるためには論理的な文書構造が必要になります。
平たく言えば、そこが「見出し」であり、それは「表組」であるというそれぞれの「まとまり」として用意し、すべてのコンテンツはそうした構造の中で配置されなければなりません。その意味では、上記に提示したサンプル構文は、厳密には文法違反となります。


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